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変化する私と君  作者: 梅見 椿
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第一話 君との出会い

中学に入学し、平凡な生活を送るはずだった私(石川 春)が君(横井 日菜)と出会って、楽しく彩られていった青春の1ページを振り返っていく

 これは、私がとある友達と出会ってから、平凡だった生活が楽しく彩られていった思い出である。

 中学生活一日目、元から小学校が同じで仲の良かった女子や男子が賑やかに話している。私は、小学校の時から仲の良い男友達のところへ、何かから逃げるように向かった。残念なことに私は3組で、彼は2組なのだ。

 2組の教室に着くと彼を窓越しに探し、話しかける。「おいたけし、暇だから来てやったぞ。」私はいつも通りの、少し荒々しい言葉遣いで話しかけた。「おぉ、小学校の卒業式ぶりだな。」と、彼は答える。「教室に仲良い奴がいなくて暇なんだよ、そっちはなんか友達とかできたのか?」「そんな初日で友達ができる奴だと思うのかね?」と、小学校の時となんら変わらない会話に少し安心感を覚える。実を言うと、彼に高学年の時に一目惚れをして、やっと友達のように話せるようになったのだ。「まぁお互い友達作り頑張ろうぜ。」そう彼が会話を締めくくり、私は教室に戻った。

 その日は少し今後の説明の後、自己紹介カード、いわゆるプロフィール帳を書いてこいと言う課題を出され、1日目が終わった。

 中学生活二日目、今日は昨日の課題である自己紹介カードを使い自己紹介を行った。といっても、先生がそれぞれが書いたカードから一枚選び、一つずつプロフィールを読んでいって自分のだというところで立ち上がり名前を言う、というなんとも恥ずかしい時間である。大体半数が同じ小学校で知っている人なので、そんなに興味はない、ので聞き流していた。

 その後部活動の話になり、先生から体験する部活動を選択する用紙が配られた。私は小学校で合唱クラブに所属していたので合唱部に入ろうと思っていたのだが、その用紙を見て驚きを隠せなかった。まさかの合唱部が存在していなかったのだ。私は諦めて同じ音楽関係である吹奏楽部と、一つ上の幼なじみが所属している女子テニス部と、ノリで家庭科部を選択したのだった。

 その日のホームルームの前、ちょっと気まずそうに隣の女子が話しかけてきた。これが彼女との初めての出会いである。「あの、私、横井よこい 日菜ひなって言います。さっきちょっと見ちゃったんだけど吹奏楽部の体験行くの?もし良かったらいっしょに行かない?」私は少し驚きつつ「いいよ。1人で行くのはヤダなと思ってたし」と答えた。内心少し安心してたのかもしれない。その日はそれぞれ他の選択した部活を見ることにし、吹奏楽部は後日一緒に行こうと約束した。その日の放課後、予想通り女子テニス部には洋キャ女子しか居らず、絶対に女テニには行かないと心に誓ったのだった。


初作品である『変化する私と君』記念すべき一話を最後まで読んでいただきありがとうございます!これからも不定期で書いて行きますので今後ともよろしくお願いします!

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