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北の暁  作者: circlebridge
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第一次世界大戦後半(1917〜1919年)

1917年:ロシア革命と極東情勢

ヨーロッパ

• 二月革命でロシア帝政崩壊、暫定政府樹立。

• 十月革命でボリシェヴィキが権力を掌握。

• 東部戦線は崩壊し、ドイツは西部戦線へ兵力集中。

• 米国の参戦で戦局均衡、連合国優勢に。

日本

• 朝鮮を英米が主導的に支配しており、日本の直接介入は限定的。

• 欧州派兵(フランス方面、6万規模)を実施。

• 戦費・補給は英仏が全額負担。

• 日本国内は戦争特需で景気上昇、造船・重工業・通信産業が急成長。

蝦夷

• 樺太全島および北海道・千島を完全に支配。

• ロシア革命の影響は蝦夷領に及ばず、北太平洋の安定国家として機能。

• 北樺太の港湾・都市でロシア亡命者の受け入れを開始。

• 米英と協議して「北太平洋補給線の中心」として整備される。

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1918年:戦争の最終局面と極東

欧州戦線

• 米国全面参戦で連合国が優勢。

• 日本軍はフランス戦線で工兵・通信任務を担当。

• 戦費負担なし、国内景気は戦争特需で拡大。

シベリア介入

• 英米はロシア極東の白軍支援を目的に大規模派兵(1〜2万人)を実施。

• 日本は欧州派兵の制約で限定的参加(数千〜1万人)。

• 蝦夷は補助部隊(数千)として港湾・通信・補給管理・難民支援を担当。

• 直接戦闘は最小限、戦死者ほぼなし。

• 蝦夷は「北太平洋の安定維持」として国際的評価を高める。

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蝦夷国内の黄金期

1. 経済

• 樺太の石炭・木材・魚油・紙パルプ輸出が英仏向けに高騰。

• 米国資本による製紙・鉄道・港湾投資が進む。

• 函館・札幌・小樽の三大都市圏が形成。

2. 社会

• 教育制度・女性雇用拡大。

• 技術・通信・海運の近代化。

• アラスカ・樺太間の海底電信・気象観測網が整備。

3. 外交

• 米国との北太平洋補給・通信協定。

• 英国・米国の極東戦略協力下で「事実上の北太平洋安定軸」となる。

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1919年:戦争終結と講和

欧州講和

• ドイツ降伏、ヴェルサイユ条約成立。

• 日本は大国として列席、旧ドイツ権益の一部(山東半島)を獲得。

• 欧州・極東での名誉と国際的信用を確立。

蝦夷の国際的地位

• 交戦国ではないが、北太平洋補給国としてパリ講和に招待。

• 北樺太のロシア人自治区を蝦夷保護下に置くことが国際的に承認。

• 北太平洋地域での存在感と影響力が飛躍的に向上。

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戦後の状況(1919年末)

国家 軍事 経済 国際関係

日本 欧州派兵成功、国内景気拡大 重化学工業・造船業発展 英米との関係深化、国際連盟

常任理事国入り

蝦夷 少数派兵+港湾・補給維持 戦争特需で黄金期 北太平洋安定国家、米英協力深化

ロシア 赤軍台頭・内戦激化 経済崩壊 蝦夷・日本・英米と事実上対立

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総括

1. 蝦夷は戦場にほとんど出ず、経済・外交・国際評価で最大の戦果を得た。

2. 日本は戦費負担なしで欧州派兵に成功、国際的名誉と経済発展を獲得。

3. ロシアは極東を除き混乱・赤化が進み、蝦夷・日本・英米との緊張が増す。

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