日清戦争後〜日露戦争直前(1895〜1903)の蝦夷国
1895年:日清戦争終結と蝦夷国の国際的承認
• 下関条約に蝦夷国が立会人として関与
• 国際社会(日本・ロシア・英国・米国)において、独立国家としての地位を事実上確立
• 蝦夷国は引き続き中立を維持し、日本とは通商・情報協力のみ
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1896〜1897年:北方警戒の高まり
• ロシア帝国が南樺太・沿海州への影響力を強化
• 名目上の南樺太国(榎本政権)はロシア圧力下で自治制限
• 蝦夷国内では「北方安全保障の必要性」を巡る議論が活発化
• 日本も蝦夷の北方港湾・補給線を注視、非公式に軍事・経済協力を模索
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1898年:蝦夷国の北方防衛・経済安定化
• 蝦夷国は港湾整備・沿岸砲台建設・商船補給線の整備を進める
• 北方航路の安全確保と交易安定のため、国内商船団を再編
• 日本との間で非公式な補給・通信協力協定が成立
• 経済面では北方交易・漁業・毛皮貿易が繁栄、人口増加も続く
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1899〜1900年:南樺太吸収と北方緊張の顕在化
• ロシアが南樺太国を形式上吸収、実質的に支配
• 蝦夷国国内で危機感が高まり、日本との軍事協力を正式化すべきという声が強まる
• 蝦夷国の軍事近代化を議会(エカシ評議会)で承認
• 日本側も、北方の前哨基地として蝦夷港・補給路の協力を明確化
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1901〜1902年:日蝦協議・準同盟化
• 日本・蝦夷政府間で外交・軍事担当者会議を開始
• 北方補給線・沿岸防衛・偵察体制の共同運用を協議
• 蝦夷国は形式上中立を維持するものの、実質的に日本の準同盟国化が進む
• 港湾・造船・砲台整備が加速し、北方防衛力が強化
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1903年:正式な日蝦同盟成立
• 正式名称:日蝦北方防衛同盟
• 主な条項:
1. 蝦夷港・北方航路の補給・偵察協力
2. 北方防衛・港湾整備を日本が支援
3. 南樺太を含む北方の安全保障は日蝦協議で決定
• 同盟成立により、蝦夷国は名目的中立を維持しつつ、事実上日本の北方パートナーとな
る
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この時期の蝦夷国の特徴
1. 外交面
• 日本との準同盟関係構築
• ロシアとの緊張を意識した防衛外交
• 欧米列強への交易・承認維持
2. 軍事面
• 港湾・沿岸砲台・補給路整備
• 蝦夷軍の近代化、日本式訓練導入
• 北方防衛力の確立
3. 経済面
• 北方交易・漁業・林業・毛皮貿易で繁栄
• 日本移民や商人が経済活動の中心に参加
4. 社会・政治面
• 義経巫女血統を象徴とする議会制国家
• 北方交易・防衛・外交を議会と巫女院で共同管理
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まとめ
• 日清戦争後、蝦夷国は独立と中立を維持しつつ、日本との準同盟関係を形成
• 南樺太のロシア吸収が北方緊張を強化し、日蝦同盟成立の直接的契機となる
• この時期に北方防衛・港湾整備・軍事近代化が完了し、日露戦争における北方戦略の準
備が整う




