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野間内閣解散、田中政権奮起する
2074年、無事に気候生存戦略の計画が終了したと同時に、野間内閣は解散した。
想定以上に予算を使ってしまったのだ。
国民はただでさえ、氷点下以下になったときのことに、お金を使いたくなかったのに予算をこえたのは許さなかった。
では、なぜ、4年も続いたのだろう。経済対策が素晴らしいと国民は思っていた。だから、続いたのだ。
2100年1月
田中首相が松平事務次官に、原子力活用も視野にいれるように指示を出した。
後は、食料備蓄とエネルギー資源も1年分備蓄するように伝達した。
着々と準備は進められる。危機を乗り越え、国民全体で明ける夜を拝むために、田中政権は奮起する。