表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集  作者: かいばつれい
1/25

吐露

   「悲哀」

 かっこうの雛に

 蹴落とされた

 卵の哀しさよ


   「朝」

 西に沈むオリオンに

 おやすみと言って


 東から昇る蠍に

 おはようと言う


   「吐露」

 ぼくたちは好きで

 離れているのではない


 酒も 服も

 車も 家も

 恋も 夢も


 離れなければ

 生きて行けないから

 遠ざけているのだ


   「かわりばんこ」

 宇宙に溶け込んでいるぼくを

 地上の兄が呼んでいる

 

 ぼくが地上に戻ると

 今度は兄が

 宇宙に溶け込む


 そのような遊びを

 ぼくたちは幾年も

 続けている


   「養生」

 いまはその羽を休めて


 光の海を翔ぶ


 美しいあなたを

 

 また見れる日を

 

 そっと祈る

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ