魔法設定
基本 科学>魔術の科学万歳
後、術者<戦車でぎりぎり勝てるかもしれない程度。尚、タイマン勝負。
随時改定更新します。
前提
魔法は万能では無く、基本的に等価交換で成り立つ。有から有は出来るが、無から有は出来ない。
他者の精神に干渉する呪術・魔術・魔法は存在するが、精神的負担を掛ける事だけが可能。それ以上の事は同じ人間同士では出来ない。然し、他の生物には可能。だが、術者の精神に影響を与える。
呪い
求める結果を術者の祈祷によって目的を達成しようとする事(雨乞いなどの天候関係)や原始的化粧・入れ墨、動物の皮や牙・骨など身体の一部だった物に対し、魔力を籠める事で使用者の獣性を引き出したり、元となった動物の獣性を付与する触媒となるように施すような場合などがある。
呪術
呪いの発展と原始的な記号や文字、呪具、特殊な発音、舞などの特定動作を取り入れて呪いを効率化した。他にも薬草や鉱物を組み合わせたりする錬成や医療行為として魔力による自己治癒能力の強化や鍼灸・整体に近いモノも行われるようになった。一部を除いて術者のイメージに依存している事から、個人の力量で効果が変わる。その為、体系化し難い所がある事から、修得するには先達との師弟関係が必須となる。
基本的には、術者の強い自己暗示による魔力を使用した現象改変になる。欠点として呪具を使用したモノや一部を除き、術者が常に魔力を供給しなければ消えてしまう。他にも、術者が理解や実感した事が無い事は呪術として確立させる事が出来ない事や、それらに付随して有効範囲が狭い事。トリガーを必要とするので発動が遅く、近接戦闘は難しい。
例として、亜熱帯の術者に氷の呪術は発動出来ない(氷の冷たさや在り方などの実感や理解が無いからだ)。その為、修得は火の中に手を突っ込んだり、雷に撃たれたり、望む呪術をその身に受けたりするなど基本的に体当たりである。
発動例としては、火矢の呪術を発動する場合は術者が矢の形をした火があると暗示する。この際、補助として記号や文字、発音、特定動作を行う事でより認識を補正する。一定以上の意思と魔力になると、術者の魔力が認識に沿った形で現象改変を行い火矢となる。火矢を術者が目標に飛ぶイメージをする事で射出出来るが、術者からの魔力が途切れると火は消える。
魔術
特殊言語の発見と魔法陣、環境魔力の利用、疑似器官の発見や発明並びに、呪術から発展したノタリコンや礼装、特定動作の洗練などにより呪術の再構築体系化されたモノ。体系化と特殊言語による可視化が出来た事で、修得するハードルが下がった事による術者の増加が行った。特殊言語の発見や疑似器官などの様々な事が年単位で興った事から、古典魔術や現代魔術などと区別される。術者はグリモワールと呼ばれる補助機を自作するようになる事で、一人前とされる。
他にも、魔術の普遍化に目を付けた支配層によって、兵器としての価値が見いだされた。
科学世界によるカテゴライズ
・元素魔術
魔力を完全に物理現象へ改変する魔術。物理法則の埒外であるが無関係ではなく、物理法則に逆らわない形で発動された魔術であるほど、そうでない魔術に比べ、少ない力による大規模な改変が容易となる。また、物理法則に反しているか否かに関わらず、改変の規模などが大きくなるほど難易度の比例して高くなり、術者に大きな負担をかける。対人戦や土木などの幅広い分野に使用される。
・医療魔術
負傷や疾患を治療するための魔術。基本は「対象の自己治癒能力の増幅によって傷を癒す」という方式である。欠点として、人体に異常な生命活動を強制促進させるものある事から、被施術者の身体には多大なる負担がかかってしまい、闇雲に使用するだけでは後遺症が残ってしまう事が多い。施術の際に、適切な前処理や、外科的処置、治療補助薬の選択や調合に長けた専門家がいれば、治癒効率は格段に増し、身体の負担は極限まで軽減される。
・概念魔術
概念存在である情報生命体に影響を及ぼす魔術。元素魔術と同じもしくはそれ以上の見た目をしているが、自然現象や化学現象とは異なる法則によって成り立ち、術者の込めた魔力が尽きない限り効果を継続的に発揮する。現実への干渉をしない事から、他の目的に流用は上手くいかない。
魔術世界の文化圏では宗教関係者に独占されてる事があり、非宗教地域では使用者は「法術師」と呼ばれる。
・召喚魔術
使役する概念存在を召喚し、行使する魔術。使用者は「召喚術師」と呼ばれる。術者の技量で大体の概念存在の強さが決まり、自分の実力以上に強い魔物を召喚するには様々な条件が必須である。基本的には概念存在そのものを召喚するのでは無く、一部を召喚し扱う。
・死霊魔術
負の情報体を利用する総称で、呪詛や呪いなど幅広く含まれる。対象の肉体や精神に負担を掛ける魔術。発動するには大掛かりな準備を必要とし、発動に魔力を大量に必要で労力の割に効果が薄く絶えず継続する必要があり、発見や対処も容易である事から実際に扱う者は多くない。
・刻印魔術
魔術効果を付与するモノで、礼装作成に専ら使用される。札や宝珠などのアイテムに魔術効果を込めておくのが一般的で、一時的に武具に魔術効果を付与することも可能。
・錬成魔術
人体と生命、魂の在り方について深く極めるもので、宗教や神秘思想の側面も持っている。物質の組成を自在に操る術者。不完全なものを完全なものにすることを目指しており、その究極の目的は人間の限界を超えて“神”に近づくこととされる。基本は物質の変換で、「物を造る」ことである。魔術文化圏では科学と同一なものとして扱われる事が多い。
・魔物使い
錬成魔術から派生した職業。魔術生命体である植物や動物などを素材とする魔物を創造し、命と魔力を与える契約を結ぶことで仮初の命として操る。基本的に術者は軍や権力者に囲われている。
大抵は一人で数体の魔物を操るのが限界である。多く命を使う強力な魔物を使用する者は短命で終わる場合も多い。
・現代魔術
科学世界が魔法として再構築しなかった魔術を、デザインし直したモノの総称。
結界魔術 特殊魔術 言語魔術 儀式魔術 占星術 数秘術 獣性魔術etc.
・魔術格闘術
魔術を併用した近接戦闘技術。
・固有魔術
入れ墨を疑似器官として術式に組み込む魔術で、口伝や一族に伝わるモノを先祖代々受け継ぎ発展させることを目的とする。
魔術の発動方法は、取得した魔術式に術者の魔力を流し込む事で発動する。詳しくすると、火矢の魔術では、特殊言語などによって形と中身が構成され、術者はそれに魔力を注ぎ打ち出しをイメージすると攻撃する。呪術と違い注がれた魔力が尽きない限り発動するので射程圏が広がった。飛び道具の発展によって、徐々に攻撃の主役から補助や防御を主とするようになる。
魔法
科学世界が魔術の特殊言語を電子演算機のプログラム言語として見立て、科学的により効果的且つ効率化するようにデザインしたモノ。基本的に魔術を科学的アプローチで再構築したモノ。科学世界では術者を電子機器として見立ており、魔法は術者の負担に成らないプログラムである事と個人技能に依らない事が求められている。
魔法は主に元素魔術を元にしているが、これは科学との相性の関係や効率による。科学との折り合いが悪いモノがあるので、魔術を全て魔法にしている訳では無い。尚、魔術よりも高速化した代わりに、柔軟性が欠けている。
基本的に術者は自衛用の魔法を幾つか習得するが、補助機であるデバイスにインストールされた魔法を扱う。
一部を除き魔法の発動に、発動の引き金となるトリガーを必要し、詠唱やノタリコン、特定の動作、自立デバイスの判断で発動する。
科学的な補助を行っても、有効範囲は中距離が最大である事から、科学世界の軍隊でも補助や防御で使用され、特殊部隊や海兵隊などが攻撃手段としている。
『』
エーテルやマナ、オド、魔力の大元。
ダークマターの一種で、科学世界でも存在する。
これが《》の影響を受けてエーテルなどに変換されたかが、魔術世界と科学世界の分かれ目。科学世界でも観測は可能だが、2020年の設備程度では出来ない。SF小説ぐらいに発展すれば可能。
エーテル
質量を持たずあらゆる空間に存在し偏在している物質、あるいはエネルギー。科学世界では、非物質粒子で思考や感情の活性化、思考結果を記録する情報素子などと考えられているが、理論上の域を出ていない。判明している事実は、重力波や精神波などの媒介物質である事。
魔素
転移世界で発見された科学世界では未知の元素を指す。世界中のどこにでも存在する。特定の条件を満たした生物の意志に反応し、周囲の元素とリンクしあらゆる事象・物質へと変質する。
魔力
術者の生命力を変換・精製して生み出す力であり、魔術・魔法行使の際に必須のエネルギー源。
マナとオドに分けられるが、マナの方が絶対的に多いというだけで、質に大した違いは無い。
マナ:自然界に満ちている星の魔力を指す。
オド:生命が自らの体内で生成する魔力を指す
原則的に全ての魔術は魔力を消費して発動される。外部のエネルギーを用いる魔術についても呼び込む際に魔力を使うため、魔術には術者の魔力が必要不可欠である。
魔力は精神と肉体に密接に結びついている。魔力の枯渇は、精神がまず限界に達し、最悪の場合魔力が枯渇するよりも先に死を招くことになる。
プラーナ
生命が持つ生体エネルギーを指し、俗に言う「気」や「オーラ」のようなもの。常に人を覆っており、感情の起伏によって増減する。魔力とは別物。
特殊言語
魔法や魔術を構成するプログラミング言語のようなモノ。
普通は認識出来ないが、トランス状態など意識が普通では無い状態なると認識出来る。特殊言語はその術者の文化圏の言語(日常的に扱う造詣の深い言語)が何らかの理由で変化したモノ。
特徴として、魔の才能がある者は言語として認識し扱う事が出来るが、才能が無い者は言語として認識出来ずどれだけ教えられても一生理解出来ない。この特徴から、未知の言語でも特殊言語であればニュアンスは理解出来る。そのため特殊言語を統一言語の名残として研究する者も多い。
魔法演算領域
それらしい反応が確認されている疑似器官の一つで、精神機能の一部とされるモノ。これが才能の本体であるとされる。術者は魔法演算領域を意識的に使用するが、無意識領域に存在するが故に、過程を意識することはできない。人間の精神の機能は現代科学や魔法学においても未解明な部分が多く、術者自身にとってもブラックボックスであると言える。
先天的に備わっているものであり、原則的に後天的に獲得するのは不可能とされている。
魔力神経
疑似器官の一つで、生命力から魔力への変換、魔術や魔法式への接続などを担う。魔法演算領域を持たない人が魔法を扱えるように、固有魔術を元に発明された。
生体記録帯
理論上では存在しているとされる疑似器官の一つで、精神に存在するのではと考えられている機能。脳と似て非なる器官であり、魔法や魔術などに関する術式を中心に記録しているとされ、魔力使用時には常に稼動している。一度ココに記録されると死ぬまで保存される。ハードディスクなどと喩えられる。
術式補助機
・グリモワール
魔術世界におけるデバイス。これを一人で創作出来なければ一人前と認められない。
基本的に書物を礼装化した物で、稀にそれ以外の形をしたグリモワールを創る者もいる。
グリモワールの定義は、保有者が扱いたい異なる術式が複数収められており、その発動は魔力のみである可能である事である。
尚、魔術世界では新たに術式を追加する用の余白を残すのが一般的であり、それが無くなると新たに一から創り直すか、別にもう一つ用意するかの二択になる。一方、科学世界ではルーズリーフをグリモワールの素材とする為、その手の問題がなかったりする。
・デバイス
魔力と電気信号を相互変換可能な魔力物質を内蔵した魔法の発動を補助する機械。魔法の行使自体にデバイスは不要だが、デバイス抜きでは発動スピードが極端に低下してしまうため、実質的には必要不可欠なツールである。
魔法の優位性を象徴する魔法発動補助具ではあるが、使用者の特性に合わせたチューニングを始めとして、精密機械であるが故のこまめなメンテナンスを必要とする。その点で、魔術の補助具に劣っている。
デバイスの形状は携帯端末型、腕輪型、指輪型、拳銃型など多様であるが、大別して汎用型と特化型に分けられる。汎用型デバイスは多くの魔法をインストール可能であり、特化型デバイスは同一系統の魔法のみを数種類インストール可能で魔法の発動速度に優れる。
・自立型術式補助機
術式補助機に術者の使い魔を組み込んだ物を指す。使い魔以外に魔物や概念存在、ホムンクルスを組み込む事は出来るが、安全性や操作性から余り好まれない。
共通利点
術式補助機に有機的な意識がある事から、セキュリティが高い。
魔術・魔法の選択時の反応が速い。
術者の命令無く、独自の行動が可能。
etc.
共通欠点
術者の意に反する行動をする。
材料・技術が、通常よりも多く必要とする。
術式補助機を廃棄する際に組み込んだ意識の扱い。
etc.
尚、使い魔などと相性が悪いデバイスやグリモワールに組み込むには、技術と魔力物質を多く必要とする事から高価格である。その為、簡易版を後付けで組み込む事がある。
魔術陣・魔法陣
円や記号などを組み合わせた図形で、魔術の儀式に使われる手段の一つ。いわゆる魔術陣・魔法陣。一般的には術式と称される。
魔術の発展の歴史と共に図形が複雑化しており、図形に沿って意味ある文字や術式の効果などを詳細に書き記した魔術陣が使われる。記された情報量がそのまま威力に直結し、緻密であればある程もたらす魔術は高度になる。また、天球上の星座の配置を規則的な図形と見做し、魔術陣に組み込んで発動する大規模魔術も存在したが、転移の影響を受けて使用不能になった。魔法陣は、高性能な補助機によって多層化した魔術陣を主に指す。
ノタリコン
詠唱の際に使われる特殊な発声方法。
概念存在
神や悪魔などで、人の無意識の集合体つまり人間の想像から生まれたと考えられており、エーテルや魔素で構成されている情報生命体と考えられている。基本的に現世とは位相がズレている異界に存在するとされる。最初から存在していた訳ではない考えられている。
召喚魔術により、現世に受肉、具現化、降臨などをすることで、その絶大な力を振るうことも可能だが、膨大な時間と設備、特殊な人間が必要な儀式魔術である。一部の場合以外には、召喚の維持に莫大な魔力を必要し、人間1人では発動できない。その為、一般的には概念存在の一部召喚または、その力を借り受ける事で利用する。
例外として、特殊体質者への憑依が単独で召喚する方法がある。然し、概念存在は文字通り概念情報の塊で、人間程度では容易く自我が塗り潰される。
[裏話]
概念存在が人の意識だけで構成されているのは、他の生物よりも想像力と種の総数がずば抜けてる為。
悪魔
集合体の共通深層意識下で、疫病・自然災害・負の感情といった人の様々な忌避や禁忌、恐怖が概念存在となったもの。造形には宗教や信仰から多種多様な所説や解釈がある。現世の理に依る物理的な攻撃や魔術はほぼ通じず、同じ概念存在か概念魔術でしか対抗出来ない。
天使
人間の祈りや信仰から生まれた概念存在。悪魔とは逆の感情や在り方によって生み出された。人間の使えるモノより根本的に強力な「天使魔法」を行使する。基本的に悪魔への有効的な対抗手段として扱われる。宗教では医療魔法の代わりに使用される事があり、術者は聖女や聖人と呼ばれる。
精霊
自然への畏敬や感情などが概念存在となったモノ。他と違い現世にも存在する。基本は自我が薄く、自我がある存在は大抵土着宗教や多神教の施設に存在し、祀られている像を元にエーテルのみで構成された身体を有する擬人的な姿になる。
現世に存在する精霊は、基本的に自然現象をその時向けられる感情で強化したり弱体化させる程度で、自我を持ち精霊はその自我の保持に力が向かう事から、力は自我が無いのとどっこい。因みに現世の精霊と契約しても、術式をより効果的に発動する触媒か、概念存在の精霊の力やそれ自体を降ろす際の触媒であるぐらい。
情報存在
概念存在と違い、現世に存在する情報生命体。概念存在一歩手前の存在である。概念存在との違いは魔力で構成されているかどうかで、概念存在よりも使役し易い。人間以外の生物の意識も元に魔力で構成されている。一定以上の意識から生まれる事から多種多様であり、文化圏事に呼び名が変わる。
魔物
人の手によって生み出された生命体の総称。
一つは魔術により、理解が及ばない「魂」を概念存在の一部で代用し器である肉体ごと製造された存在。術者が有機物に手を加えた亜種、無機物だけを素材として作り出す新種など、パターンは千差万別だが、「独自の思考能力を持つ」と「創造主を必要としない自立活動が可能」という共通の特徴がある。この為、叛逆される危険がある。
もう一つは自身の命を注ぎ、魔物を生み出す技術。此方は術者の命を使用と自我が薄かったりする事からあまり叛逆はされない。素材は前記と同じであるが、肉体の製造する際の術者の自由度は此方が上。波長が合ったり然るべき調整を行えば、玩具なども魔物として扱うことが可能な上、実在しない生物を作りあげる「架空種」と呼ばれる魔物もいる。然し、此方は術者の生物学的センスが必須である。
大抵は自我がなく術者が直接操作するが、素材の持つ本能・記憶を元に自我を形成しある程度のオート操作も可能。
尚、何らかの理由で術者の手から離れた魔物は、技術保持の為に崩壊する仕込みがある。然し、崩壊せずに野へ放たれたりそのまま新たな生物として一つの種となる事がある。
人工精霊
人工的に神や悪魔、精霊と云った空想存在を、錬成魔術の奥義で現出させて秘薬を用いて現実世界に具現化させたモノ。ハイリスクノーリターンが基本。
使い魔
「ファミリア」とも呼ばれる。自身の無意識の一部を切り取って実体化させた存在で、召喚のリスクやコストはほぼ0という利点や自身の分身である事から知識の学習が不要がある。魔術的従者で様々なアシスト、主人の護衛、人間並みの知能を持ち人語を解する。基本的に動物の姿をしている。
ホムンクルス
魔物や人工精霊に興味を抱いた科学世界が、製造時やその後の危険性と倫理を問題視し、その二つと使い魔、科学的アプローチで安全性と生産性と引き換えに性能低下したモノ。時間と費用を掛ければ高性能化出来る。
礼装
魔術を行使する時に用いる道具や、魔術的効果が付加された武器・装備の総称。大きく二つに分類されており、一つは魔術を増幅・補充し、発動する魔術そのものを強化する増幅機能とそれ自体が高度な理論を帯び、術者の魔力を動力源として起動して実行する限定機能。
儀式や戦闘の際に、より精密な手順や効率化が求められる場合に要し、杖を始めとして多種多様な形状や効果の霊装が存在する。基本的に霊装は術者とセットでのみ力を発揮する道具に過ぎないが、遠隔地から魔力を供給しつつ自立稼働させるタイプもあり、一部の例外は魔力がなくとも効果が永続する。
基本的に形と役割さえ整っていれば身の回りの日用品でもある程度機能する。ただし、魔術的な細工を施した専用の霊装や、伝承上の道具と似た効果を付加させた礼装の方が機能性が増す。
規模としては、手に持って扱えるサイズの比較的小規模な霊装から、身の丈を優に超える大型礼装兵器、神殿や教会のような魔術的施設や儀式場、果ては巨大な魔術要塞まで多岐に渡る。