海上自衛隊護衛艦隊補填計画の説明
後で内容を修正するかもです。
本計画は、度重なる外部組織との武力衝突により露呈した海上自衛隊の各種諸問題の解決をするものである。
概要
異世界に転移した事による海上自衛隊の運用思想の変化に対応する為に建てられたのが本計画。具体的には、海上での航空優勢の確保、海上輸送能力の拡充、敵地攻撃能力、補給能力の拡充、戦艦もしくは類似艦の建造、補助艦の増勢が行われる。尚、本計画で建造される艦は、建造費が掛かる1万トンクラスの艦を集中的に取得するもので、例外として数隻の1万トン以下の艦が建造される。予算を抑える目的から本計画で建造される艦全てが商船ベースとなっている。
経緯
異世界への転移後に初めて起こった敵対勢力との武力衝突時に、自衛隊の遠征能力の欠落が浮き彫りとなった。この問題の解決策として、国内で係留されている行き場の無い民間の商船を買い取る事であった。然し、諸外国との貿易を再開を念頭に一隻でも多く手元に置いていたい各界との衝突、予想される敵地及び勢力圏の港湾設備の貧弱さ、上陸作戦時の陸揚げの非効率性などの要因から棚上げされた。そこで、輸送艦を新造するか商船を買い取るかで揉めている最中に再び武力衝突が発生した。その最中に、前回でも指摘されていた多数の安価な目標にミサイルを使用する事が大きな問題として浮上した。
これが、国会に於いても虐殺では無いかと問題視された。この問題については別ページを参照。
この問題は、ミサイル使用による予算の圧迫とともに護衛艦の損耗にも関わっている事から重大な危機であった。当初は、ミサイルの前面的な使用の規制で対処しようとしたが、一門だけの主砲での迎撃には限界で艦上構造物が破損する被害を出した上に、護衛艦に乗り込んで来て艦内で白兵戦を展開寸前までいく失態が発生した。他にも、連続した遠征と多様な任務遂行による艦の補修にドック入りが早まる事で、警備体制などのローテーションに穴が開く問題が発生した。
他にも、消失した海洋データの収集に敷設艦や海洋観測艦や民間船など手空きの艦を投入して尚、足りていなかった。僅か4隻しかない補給艦は護衛艦よりも厳しく、転移後から出航と入港を繰り返し練成中の補給艦すらも任務に駆り出さずに入られない状況であった。
この状況の打開策として、世界大戦時のように多数の急造した艦の運用する事を示した。当初国はこの策に眉をひそめたが、最終的には了承した。理由は多額の予算や航空母艦の取得であったが、死に体の造船界や貿易界からの圧力や、一部だけとは云え経済を活発化させる実績を政府が求めたからだ。無論国会や一部勢力が反対したが、経済の活発化を求めた経済界からの圧力によって有耶無耶となった。
今回の建造には、起こった武力衝突を検証した結果や地球で指摘されていた問題に対応する艦を短期的揃える事と予算を抑える為に全て商船ベースとされた。今回求められたは、海上輸送能力の拡充、敵地攻撃能力、補給能力の拡充、戦艦もしくは類似艦の建造、補助艦の増勢、航空優勢確保の空母であった。