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異世界での日の丸が持つ矛と盾の造り方  作者: 亜細亜
第一段階
4/10

四式戦闘機 F-3 飛燕

性能諸元

乗員 - 1/2名

全長 - 12.59m

全幅 - 10.24m

全高 - 3.96m

エンジン-ターボプロップ 1基

武装

固定武装12.7mm機銃×2基(両翼)

ハードポイント 5ヶ所

・AGM-114ヘルファイア 対戦車ミサイル

・AIM-92スティンガー 空対空ミサイル

・■式空対空誘導弾

・ハイドラ70ロケット弾

・Mk.82爆弾


F-3は、各自衛隊が採用した多用途戦闘機である。原型は四式戦闘機である。


概要

原型が練習機であるXT-7から得られたデータと、現代技術と戦訓で旧日本軍の四式戦闘機を基に開発された多用途戦闘機である。配備されてからも、段階的なシステムのアップデートや機材の追加を行った事により、最終的にはミサイルキャリアーとして運用された。

国外での運用を考慮されている為、多数の機体が友好国や保護国へ輸出されており、各国の現代的な空軍創設の一翼を担った。


経緯

当初は技術検証用に改造されたXT-7の運用後に開発が行われる予定であった。然し、予想以上に損耗したF-15とF-2に危機感を抱いた自衛隊上層部は、技術検証と並行して戦闘機の開発を行う事を決定した。

開発にあたり求められたのは、国外で簡便に運用・整備可能な事、低価格、不整地や未舗装滑走路での運用、発展性、良好な操縦、総合的な低コスト化が求められた。これらの要求の他に、戦後初の戦闘機開発であるが故の問題があった。それはバトルプルーフが無かった事である。その欠点を補う必要から、現存する機体を流用する事になった。その中から選ばれたのは、拡張性や機体の大きさから来る多様性を持つ四式戦闘機が選ばれた。

四式戦闘機を基に戦後の戦訓やXT-7の運用データと現代技術を組み込んだ結果として、当初の計画よりも遅れが生じた。この原因は、本機を次期ジェット戦闘機のテストベッドの側面を含んでいた事からで、採用したシステムや素材から想定よりもコストが上昇した。

然し、一括採用による大量生産の低コスト化や国産ジェット戦闘機の開発の布石と足場固めの位置付け、本機の早期配備を望んでいる現場の声、今後を見越したパイロットの増強用に練習機を欲している上層部など多数の思惑が重なった事で、反対の意見を押し切り生産された。

航空自衛隊や海上自衛隊は本機を多数採用されたが、陸上自衛隊では攻撃ヘリコプターを採用する思惑から一部の少数の採用で終わった。

当初は自衛隊のみの採用だけであったが、人的資源や安全保障の問題から友好国や保護国へと輸出された。当初は技術流出の問題から反対の声が強かったものの、輸出先での技術格差からリバースエンジニアリングは出来ない他、モンキーモデルやブラックボックス処理、完成品のみの輸出、秘密裏のハッキングによる運用能力の凍結による対策から最終的には認められた。


機体

搭載機器の問題から機体は若干の大型化がされた事や航空力学による機体形状の最適化により、原型から離れほぼ新設計となった。これがコスト増加の一因となったが、変わりにデジタル機器を搭載する事が出来、初期ロットでは限定的ながら短距離ミサイル運用能力を獲得した。その後に生産されたロットは、段階的に様々なミサイル運用能力を持っており、初期ロットも改修により同等の能力を獲得した。

エンジンは増えた機体重量や電子機器を完全に運用する為、出力と発電能力を増強強化された新型を採用された。

ハードポイントは一つ増えただけだが、新素材や強固な構造とした翼下に新型の大型ランチャーを装備する事で武装搭載量を増加した。

国外での運用と即席の滑走路でも耐えうる頑丈さを求められた事により、多少の被弾でもビクともせずに帰還した機体もある。

整備性に注力されてる事から、整備機材はかなりコンパクトに纏められている。そのため、数台のトラックに載せた機材をのみで数十機の整備が可能である。専門性の高いモノを除けば、自動車整備が出来る程の要員で整備可能である。

本機は、F-15やF-2の代替以外にも次期ジェット戦闘機に採用予定のシステムや素材の試験機としての側面も存在している事から、運用上過剰な能力を有しており、敵勢力に機体を回収されないようにとマニュアルに記載されてる事などが非難の対象になっている。

尚、上記の問題が在るものの友好国や保護国の防衛用に輸出された。これは安全保障の他、NATOもしくは米軍と自衛隊と同じ関係を作る事による間接的支配を念頭に置いての事。当初はかなりの制約と経済的問題から対外有償軍事援助が中心で少数の導入であったが、現代的な空軍の形成に伴って導入数は伸びた。

デジタル化されてる事からパイロットへの負担が軽減されている他、ジェット戦闘機が配備されてからは、武装などをオミットした状態でデジタル高等練習機として使用された。


派生機


A-3

足周りの強化と陸上自衛隊用の機材の積み替えをした機体。A-3は少数の採用のみで、これは攻撃ヘリコプターの採用を控えている事からである。


FC-3

XTC-7から得られた情報を元に開発された新型の着艦装置やシステムの搭載、艦上での機体運用に適した改造をした機体。空母の就役やノウハウが無い事から、最も遅く実戦に参加した。海戦や空戦、上陸戦に参加してる事から、各自衛隊で最も戦果を挙げた。尚、本機は発進時の機体重量の関係から新型のランチャーを使用する事が出来ない。ジェット戦闘機の配備後は、地上に降ろされF-3と同様に練習機として使用された。

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