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~アジトへ~

愛機シキラスと共に、敵のアジトへ向かうラスタール・ウィリア。

ついに戦いの始まりを告げる瞬間!!

 そう、私にはいくつか別名がある。どうしてかは分からないけど。その一つには、隊員スペースガーディアンというのがある。意味はそのまま“宇宙の守り神„……らしいが、私は神でも何でもない。ただの隊員だ。言うのなら“守護者„だと言って欲しい。

『目標マデ、アト10㎞デス。ターゲットガ近付キマス!! 注意シテ下サイ』

「ありがとね、シキラス。私も気を引き締めないとね」

我が愛機、シキラスはいつも、必要は時だけ私に知らせてくれる唯一の存在。シキラスにはいつも助けられている。

「シキラス、もうちょっとスピード上げるけど、大丈夫ね?」

『エネルギー残量75%!! ダイジョウブデス。10㎞ダト、スグニ着キマスヨ!!』

「ありがと。じゃあ、行くよ……!! パワー全開!!」

赤いレバーを倒し、出てきたボタンを押す。

『パワー全開完了……10、20、50、80、99、100!! パワー全開完了!! スピード上ゲマス……!!』

シキマスはパワー制御を解除し、加速装置を起動させる。スピードはすぐに上がり、景色の光も繋がり、直線に見える。宇宙は少し寒い。今こうして飛んでいても、肌寒く感じる。

「……くしゅん!!」

『ダイジョウブデスカ? 主。 宇宙デスカラネ……少シ冷エルノデショウ』

「……少し寒いかな……。でもこの寒さも好き。宇宙の寂しさを伝えてくれてると思うの」

宇宙は寂しい。無数の星がただ光る。惑星が回るだけ。温かみは無い。温かみは人工物や生物から感じる。その人工物や生物は敵か味方か。あるいはそれらではなく、全てを溶かしてしまう太陽か。

『……私ニハ残念ナガラ、熱ヲ感ジルコトハ出来マセン。デスガ……宇宙ハキットアル意味、温カイノカモシレマセンヨ。静マリ返ル宇宙ハ確カニ、寒イ。シカシ、ソノ寒サノオカゲデ、コウシテ星ハ輝ク。星ニハ僅カナガラ、熱ヲ持ッテイマス。星ノ存在ヲ改メテ考エルト、キット温カクナルデショウ』

シキラスが珍しく、長く話していることに驚きが隠せない。

「……シキラス。貴方がここまで話すなんて思わなかった……。びっくりした!」

『失礼シマシタ、主。余計ナ話ダッタデショウカ。……ソロソロ着キマス。パワー低下シマス』

スピードが少しずつ下がっていく。そしてその先には、明らかに人工物で作られたであろう、敵のアジトがあった。

「……目的地到着。反撃開始します」


【2月12日 7:37 目的地到着 犠牲者:130人】

前回に引き続き、投稿が遅れる可能性大です。

気長に待って頂けると嬉しい限りです。

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