闇 それは突然やって来る
『ミッション内容の確認。施設内のフレーム1機の救助」
「マイク君聞こえるかい?言い忘れたがそこは毒ガス貯蔵庫で毒ガスに触れると
機体が溶けるからくれぐれも無理をしないように」
貯蔵庫の前まで来たが、ドアがロックされていて開かない。
仕方が無いので軽くマシンガン撃ってタックルでドアを破った。
毒ガスはまだ全域には回っていないようだ、
早く救助しておかないと自分まで危険に晒されてしまう
かもしれない。
しかし周りに敵は1機もいないようだが
油断は出来ない。
「静か過ぎる。ここでなにかあったのか?」
マイクは進み続けるがここからは
毒ガスの区域のようだ。
一気に進まないと機体がもちそうに無い。
そして毒ガスの中に突入したがかなり息が詰まる。
「ぐへっ、こんな所できればとうりたくない」
そしと毒ガス区域を抜けた、
そこには何十機もの機体の残骸が散らばっている。
「これは一体なんだ」
その中を進むスヴァローグ。
すると何処からか通信が繋がった。
「た・・・・すけてくれ」
「オイそこは何処だ。周りに何が見える?」
「むら・・さきのタンク・・・・」
「くそ最深部か、そこから動くな」
マイクはかなり急いでそこへ向かう。
向かう途中毒ガスにあったが
気にせずそこを突っ走る。
そして最深部の最後のドアについた・・・。
だがドアが堅すぎてマシンガンでは全く歯が立たない。
「いまいくぞ」
チェーンガンを構える、
そして撃とうとした瞬間、
何者かにドアが破壊された・・・。
その向こうには、黒いフレームと両腕両脚をもがれた
フレームが転がっている。
「やっほー、あたしの事わかるぅ〜?」
「おまえはさっきの・・・・」
この黒いフレームは、かなりボディが細めでウィングのような
ものがついていてこの前見たのとは全然違うタイプ
のようだ。
「サッカーでもしよっか〜」
黒いフレームは右脚を振り上げ、ころがっているフレームを蹴っ飛ばした。
もうあのフレームは爆発寸前だった
が黒いフレームは追い討ちをかける。
「じゃあね〜バイバイ〜〜」
銃口が転がってるフレームに向けられ引き金を引く・・・。
「やめろーーー」
飛び込んだが間に合わなかった、
そこにはあの通路に落ちていた残骸になった
フレームがいた。
スヴァローグは奴に銃口を向ける
すると敵対行動を取ったとたん黒いオーラが奴の機体を
覆った・・・。
そしてマシンガンを移動しながら撃つが
なぜか弾が下に落ちて全く当たらない。
「ムダだよ〜あたしに弾丸なんて効かないよ〜」
奴はかなりトリッキーな動きでこっちを翻弄しながら
二丁のハンドガンで的確な射撃してくる。
「くそ、接近戦に持ち込むか」
スヴァローグが敵機に接近した瞬間、
何もされてないのにコンクリートに叩きつきられ
そのまま動けない。
「あたしの機体は重力をコントロールできるの」
いつの間にか奴の腕にブレードが
ついている。
そしてスヴァローグの両腕をブレードで切り取る。
「あたしも皆のとこ行こうかなぁ
じゃあまたね〜」
奴は辺りにハンドガンを乱射して
闇に消えていった・・・。
今のマイクに残っているものは
絶望感と無念さだけだった・・・・・・。