雪原のブラックサンタ・ラスト
「あなたの名前は?」
マルクが沈んでいたのでリンが空気を読んで話しかけた
「サヴェージマルクだ」
沈んでいたマルクがようやく浮いてきた
と思ったが施設の防衛システムが作動してしまった。
「シンニュウシャハッケンタダチニハイジョせよ」
「ん、なんか最後おかしくね」
「イヤソンナハズハない」
「やっぱりおかしいわね」
「お菓子食ってない?」
「イミガワカラない」
するといきなりマシンガンで撃ってきた大砲っぽいのがあった
がスヴァローグにすぐ斬られてしまった。
進んで斬って進んで斬ってを繰り返し
とうとう最深部にたどり着いた。
そこには無数のサンタの像が並んでいる
不気味なところだった。
「このサンタ怖っ」
「・・・こっちのほうが」
「こっちが一番」
三人は気づいた・・・・どうでもいいやん
扉を開けると広いスタジアムのようなところに出た。
その中心あたりに1機のフレームがポツンと立っている
しかも黒いフレームだ。
マイクが予想する限り相手はかなり強いはず
そして特殊な能力を持っているかも知れないが
かなりゴツイ、サンタはメタボだったが
こっちは脂肪ではなくまさに筋肉だ
マッチョだメタボではない「マッチョ」だ
「貴様らさっき我を侮辱したな」
「声もゴツッ」
「この先にあるメインコンピューターを破壊すれば生産はストップだ」
「ただし、それは我に勝ってからだ」
黒いフレームは両肩についているチェーンガンを撃ってくる
数秒動かないだけでも蜂の巣になりそうな威力だ
リンがネットで動きを止めようとしたが
腕のクローでなぎ払われた。
「くっ、やっぱり強いな 接近戦に持ち込もう」
スヴァローグが黒いフレームに切りかかるが
片手でソードを受け止められる。
「こんな物で戦うな、男同士は拳でやりあうのだ。こんな物こうしてやる」
スヴァローグのソードを握りつぶした。
「くそ、あんなのと拳で戦うなんて骨が折れる」
マルクもちまちまやっていたが
ついに三人とも弾切れになってしまった。
「貴様らはその程度か」
マイクとマルクが奴を抑えリンが予備のブレードで斬ろうとするが
機体に当たった瞬間ブレードが無残にばらばらになってしまった。
「どんだけ〜〜〜」
「ちっ、命拾いしたな」
そう言って黒い機体はどこかへ行ってしまった
「どうする」
「・・どうする」
「どうすんの」
コンピューターのところにきたはいいが
破壊する手段が無い。
するとマイクがそこらへんに落ちている鉄の棒を
機械に突き刺した。
「よし終わった、じゃあ帰ろう本部に行って報告しなくては」
「次もみんなでがんばろー」






