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Scene8 騒乱の首謀者
午前7時10分。国会議事堂の近くの病院で、
僕は手当てを受けていた。この病院は、
臨時の救護所になっている。
待合室のテレビにはニュース番組が放送され、
「不二テレビは大国の資金により支配されていた」
と、この騒乱の首謀者が、
国民へ向けてのメッセージを発信している。
「そのため不二テレビは娯楽番組を通じて国民を」
反乱軍の首謀者は、テレビ中継を使って、
好き勝手なことを演説していた。
「堕落させる事に加担した。故に我々は排除した」
そのために多くの無関係な人が命を落とした。
これは決して正義ではない。
あまりにも独善的すぎるだろう。
「国民よ、我々と共に決起せよ。革命の時は来た」
誰がテロリストに賛同するのだ?
僕は画面の中の首謀者に激しい嫌悪感を覚えた。
だが、首謀者は力強い声で言葉を発信する。
「この革命は、我が国の真の独立ための初戦だ」




