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Scene5 暴走する兵士
午前4時10分。僕と志野原僚子は、
反乱軍の兵士に拘束され、
トラックの荷台に連れ込まれていた。
「止めろよ」
僕は自分の持っていた手錠で両手を拘束され、
彼女はロープで縛られている。
「こんな綺麗な姉ちゃんが来るとはな」
幌のかけられたトラックの荷台には、
数人の若い兵士が集まり、
ギラギラした目で彼女を見ている。
「お前たちは軍人だろう。恥を知れよ!」
そう言った僕の顔面を、
ガッツン。
一人の兵士がブーツで蹴り上げた。
「うがっ」
鼻血を流す僕。さらに数発、蹴りを入れられる。
「止めて、お願い」
彼女が思わず声をあげた。
「黙れッ」
と、兵士が彼女の胸ぐらを掴み、
バヂンッ!
手加減無しに頬を叩いた。その時だ。
「お前たち、何をしているのだ!」
怒鳴り声が聞こえ、どうやら彼らの上官が、
この現場を発見したらしい。




