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Scene4 三発の砲弾
午前3時10分。警察は騒然となっていた。
国会議事堂を占拠した反乱軍が、
三発の砲弾を発射したからだ。着弾地点は、
「江戸湾の人工島、不二テレビの社屋らしいわ」
首都保安庁の志野原僚子が、
携帯電話で本部に確認をとって教えてくれた。
「それで、これからどうするのですか?」
「反乱軍のリーダーとの接触を試みるわ」
彼女は、そう言って、
二人はパトカーで国会議事堂へ向う。
「自分は拳銃しか持っていませんよ」
反乱軍と交戦になれば、勝ち目はない。だが、
「別に戦闘をするわけではないわ」
と、彼女は言う。
そして国会議事堂に到着すると、
周辺は陸軍が包囲していた。
「首都保安庁の志野原です。通して下さい」
と、彼女は指揮官に告げ、
闇に紛れて、僕たちは国会議事堂に近づく。
しかし、しばらく進むと、
「何者だ、止まれ」
反乱軍の兵士に制止された。




