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Scene22 爆発
午後9時10分。国会議事堂での戦闘は、
激しさを増しているようだった。その時、
ドガアァーン!
激しい爆発音と衝撃が、病棟を襲った。
「うあっ」
僕はベットから転げ落ちる。これは、
ロケット弾かミサイルが当たったのだ。
「直ちに避難してください!」
看護士が叫び声をあげ、僕は立ち上がると、
拳銃を握り、階段を駆け下りて、
外へと飛び出す。直後、
グシャーン。
建物は倒壊した。
「だ、大丈夫」
僕を見つけた首都保安庁の志野原僚子が、
慌てて駆け寄ってくる。
「間一髪でした」
今さらながらに、僕は恐怖に足が震えた。
危うく命を落とすところだったのだ。
「戦争ですよね」
僕は戦慄しながら言葉を絞り出す。
「ええ、今夜、この場所が起爆地点となって」
「世界が大戦へと突入するのは避けられない」
現在、すでに何十万人の命が失われていた。




