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Scene18 次はギャングですか?
午後5時10分。雪は止んだが道路には、
雪が積もっている。僕は、
その雪道を慎重にパトカーで走った。
助手席には首都保安庁の志野原僚子がいる。
「暴動の次はギャングですか?」
僕の質問に、彼女は、
「情報によるとギャングが大量の麻薬を」
首都の混乱に乗じて海外から運び込んだと、
言った。そして繁華街に到着すると、
二人はパトカーから降りる。
「麻薬取締官は、まだ到着していないようね」
そう言いながら彼女は辺りを見回した。
厳戒令が発令され、誰もいない繁華街は、
静まり返っている。
「まるで、ゴーストタウンのようだわ」
「あのう、志野原さんは拳銃とかは?」
「えっ、そんな物は持っていないわよ」
「ギャング相手に丸腰で来たのですか」
「そのために、君がいるんじゃないの」
だが、そんな会話をしていると、
ガツン。
僕は背後から鈍器で殴りつけられた。




