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Scene12 国防大臣
午前11時10分。僕は降りしきる雪のなかを、
パトカーで走った。
同乗者は国防大臣と斎藤議員、志野原僚子だ。
そして首都保安庁に到着すると、
「皆さん、応接室で休んで下さい」
志野原僚子の案内で一階の一室に入る。
「首都保安庁にしては美人な職員だな」
と、国防大臣が、ふざけた言葉を吐いて、
横柄な態度でソファに、ふんぞり返る。
「ここは安全なんだろうな、斎藤君」
その言い草に斎藤議員も苦笑いで、
あいまいに応じた。
「なんだね斎藤。ハッキリしないか!」
国防大臣が怒鳴り声を上げたので、
ドカン!
僕は思わず、ソファを蹴った。
「何をする貴様、警官が失礼なことをするな」
「誰のお陰で命拾いをしたんだ。馬鹿野郎!」
「この私に馬鹿だと、ただでは済まないぞ!」
「まあまあ大臣、彼も混乱しているのですよ」
斎藤議員が国防大臣を宥めて、仲裁に入った。




