「なんとなく」①
私は幼い頃から妙にカンが冴えてる方だったと思う。
「なんとなく、こっち。」
と選ぶと、その道にお金が落ちているのだ。
通りがかった自販機や両替機に小銭が取り残されていることもある。
自分のおつりや小銭を受け皿から取ったはずなのに、増えていて、あれっと思って、そこで気づくこともある。
最近だと、コンビニのコピー機におつりが入ったまま…ということもとてもある。
よくタクシーを利用するのだが、前のお客さんが出したお金がそのままで、トレイからヒラヒラ後部座席に飛んできたこともある。
お金はよく拾うが、決して自分のものにはしない。
いつも交番に届けている。落とし主が分かれば拾って、すぐ渡してあげてる。
奇っ怪だったことがいくつかある。
自分の仕事のデスクの中から、ジャラジャラ小銭が出てきたこと。
合わせて1000円未満だったと記憶している。
たかだか数百円とはいえ、自分のではない小銭がジャラジャラ自分の机から出てきたのだから、いっとき、仕事場は騒然とした。
ひらけた場所で、空から小銭がバラバラ降ってきたこと。
全部拾い集めて、交番に届けた。
エスカレーターに乗ったら、上からおばあさんが落ちてきてキャッチしたこと。
おばあさん無事だった。
ツバメのヒナが落ちてきて、キャッチして、巣に返したこと…。
ながーいハシゴで…。
お金は、少額…主に小銭を、4日に1度くらいのペースで拾っている感じだと思う。
以前は、定期券や名刺入れ、クレジットカードなどもよく拾っていた。
今は毎日仕事と家の往復、せいぜいジムくらいしかいかないから、そんなにたくさんは拾わなくなった。
勤務地が遠く、経由する駅や場所が多いほど、よく落とし物を拾っていた気がする。
「なんとなく、こっち。」
を選ぶと、たいてい拾ったり、落ちてきたものをキャッチしたりする。
特に、お金を拾うことが多い…。
このカンの鋭さ、何かに生かせないかな〜と長年考えてきて、ようやく最近、答えが見つかった。
次回、②に続く。




