第6話NO.9襲撃
東京駅周辺
しばらく周りを警戒していると突然どこからかミサイルが飛んできた。
それに気付いたと同時に全速力で避けてがそのミサイルはそこで爆発することなく俺を追尾していることがわかった。
ミサイルから逃げている時にたまたまビルの屋上を見上げるとそこに仮面をつけた男が立っていた。
その男と目が一瞬あったときに男がにやりと笑ったのが見えた。
そうしているうちにミサイルが着弾した。
目を開けて周りを見渡すと爆発した跡があった。
立ち上がりさっきのビルの屋上をみるが誰もいない。
急いで東京駅の方へ戻ろうと足を踏み出した。
東京駅に着くと戦場と化していた。
車体の後ろなどに隠れてやり過ごしている仲間に近付いて状況を聞いた。
「この状況は一体?」
「あぁ、浅岡か。数分前にあの仮面を被った男が率いるやつらから襲撃を受けてな。このざまだ。」
車体の影から少しだけ覗くと覗いた先には仮面を被った男がいた。
男は自分の配下にこう告げた。
「射撃を辞め~」
男の指示で銃声が止んだ。
男は続いてこう言った。
「お前たちが公安の人間か?俺はシャドウアイ幹部候補NO.09だ。数分後に一斉射撃の指示を出すそれまでに俺たちの下につけば見逃してやる。さぁどうする?」
と男が言ったと同時にカウントダウンが始まった。
「どうする?浅岡。」
浅岡の方を見て不安な顔をしてそう呟いた。
「俺がおとりになるその間にお前らは逃げろ。」
「しかし...」
「大丈夫だ。安心しろ」
そう言いNO.09のいる方向に向かった。
To be continued