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辺境のんびりスローライフ!?  作者: 職業:魔道士 Lv999
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三話 いつの間にか見られてます

 知らない場所で、知らない人に囲まれ、何故か見られてる。


 えぇぇぇえぇ!? ナニコレ?


 昨日何かあったっけ? こんなことになる理由。確かご飯食べる前に勉強して、風呂入って寝て……て! 我ながら平凡(泣)


 ど、どうにかしないと……てかどうにかって何するのかぁ分からん!


 悩んでいる間に一人が僕のところへ近づいてくる。


「君が……やったのか?」


 はい? なにをですか?


「魔王を倒してくれたのか……いったい、どうやって」


 近い近い、顔が近い。コッチは状況理解できていないから。そんなに近づかれても困るから。


「君にまずは感謝をしたい。――ありがとう。君が来なければ負けは必然であった」


 きれいな90度お礼を見せて、男は謝罪する。


 男に感謝されるとか誰得だよ!? 連れてくるんならせめて男の娘にしろよ!


「まずは名前を聞かせてもらいたい。なんと……呼べばいいか?」


「僕かぁ……って、なんで言わないといけないの?」


 急に名前聞いてくるとか、なんで自然に距離詰めてこようとすんの。気持ち悪いんですけどおぉぉ~~!


「名前を名乗らないとは……君はなんて勇者なんだ(褒め言葉)」


 え、勇者? どこにいるのかなぁ? 頭がおかしい人かな?


「誰の話ししているか分かんないけど、まず説明してくんない?」



   ◆◇◆◇◆



 理解するまで時間がかかったが、話しを聞いていたら僕は勇者召喚されたらしい。


 今更勇者召喚なんて……絶滅危惧種だろ! 可愛い神様いねぇし、呼び出したのも男ってヒロイン(女の子)じゃねぇのかよおぉぉ! そんな勇者召喚聞いたことねぇよおぉぉ!!


 で、今に至るわけだけど……一つ言いたい。展開が早すぎる! 召喚されて三日で王様に対面イベントは早すぎ!!


「はぁ~~い、採寸しますから~~ねぇ」


 王都を散歩するイベントも終わり、王宮で服を茶会ように着替えているところだ。


 てかこの女中、縛り強すぎないか?


「一気に行きますよ~~ねぇ」


「うぐぅぅ!?」


 僕の老後のオーシャンビュー・スローライフ生活がどんどん無理ゲーと化してる気がするわ、ほんと。


 このまま王宮で一生を暮らすなんて絶対にいやだぜ。


「うぐうぅぅぅ!?」


 「もういいんじゃ……!?」と言おうとした矢先に急に口を塞がれ動揺する。


「あなた、コッチの人間じゃねいよぉ~~ねぇ。巻き込まれたくなきゃ逃げたほうが、身のためだわよ(怒)」

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