飛〜見知らぬ地へ〜
御代 大毅(17歳)男
付箋流薙刀術初段
学力はあまりない
浦部 沙耶華(17歳)女
正統派魔術集団に追われている。
取得魔法〜武器生成〜
騎士
帝国魔法学校卒業
帝国魔法学校剣術中級者
取得魔法〜武器生成、下級魔法、クローン作成〜
あと1時間少しで稽古が終わる頃。
大毅は道場を少し抜け休憩をしていた。
そしたら懐に入れていた魔法陣が書かれた紙が光り出した。
「うわっ」
大毅は驚き紙を床に落とした。
そして床に魔法陣が作られた。
気がついたら昨日も訪れた地下室にいた。
目の前には沙耶華がいた。
「呼んでごめん…」
沙耶華はそう言い何もないところから薙刀を出した。
周りを見ると壊れた扉の前に昨日の騎士がいた。
「おま…俺が倒したはずじゃ…」
「あれは魔法で作った私のクローンだ」
大毅は薙刀を受け取り騎士に向かって中段に構える。
大毅は踏み込みながら薙刀で騎士の胴を薙ごうとする。
騎士は剣でそれを受け懐に入りながら大毅の頭を狙う。
大毅は後ろに下がり騎士の剣を柄で受け相手の咽喉に向け突きを放った。
騎士は避けきれず咽喉に薙刀が刺さる。砂が飛び出る。
そして大毅は腹部に痛みを覚えた。
腹に剣が刺さっている。
「⁉︎」
朦朧としていく意識の中扉からもう一人の騎士が現れる。
「大毅君大丈夫」という声が聞こえ意識が飛ぶ。
沙耶華は泣きながら大毅の名を呼び続ける。
そして
「最後のを使うね父さん母さん」
という言葉で沙耶華は懐からワープ魔法道具を取り出す。
地下室が光に包まれる。
騎士が気がついたころには地下室に大毅と沙耶華の姿はなかった。
ニュースをお伝えします。
昨日〇〇市在住の
御代 大毅(17歳)さんと浦部 沙耶華(17歳)さんが行方不明になりました。
警察は捜索を続けています。
読んでくださりありがとうございます。
ここから物語を少し動かしていきたいと思います。