表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

第七章:最強の覚醒


 ルミナスの塔。

 闇に満ちた空間。

 教団の首領、ゼノスが待っていた。


「ようこそ、姉妹よ。お前は、古代王族の末裔。世界を再生する力を持つ」

「再生? あなたたちは、ただ破壊したいだけじゃないの?」

「混沌こそが、真の秩序。お前も、その力に飲み込まれるがいい」


 戦いが始まる。

 カルトラは、根源魔法を全開にして戦った。

 だが、力は暴走し、周囲を破壊し始める。


「……違う。私は、誰かを傷つけるために、この力を持っていない」


 彼女は、前世の記憶を思い出した。

 誰かのために働いた日々。

 感謝されたこと。

 笑顔に触れたこと。


「私の力は──守るためのもの」


 心から湧き上がる思い。

 その瞬間、左手の紋が銀色に輝き、根源魔法が浄化の光へと変容した。


「これが……私の、本当の力?」


 ゼノスは、その光に飲み込まれる。


「そんなっ……馬鹿な!!?」


 そのまま、ゼノスは消滅し、跡形もなく消え去った。

 塔は崩壊し始め、カルトラは命からがら塔から脱出する。

 そして、古代の封印を自らの力で再構築した。

 世界の歪みを修復するために。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ