表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

第四章:影の動き


 カルトラが平和に日々を送る中で、王国には不穏な動きがあった。

 辺境の村で、魔物の襲撃が多発。死者も出ている。

 王宮は対策を講じているが、原因が不明だ。

 カルトラは、図書館で古文書を調べ、ある事実に気づく。


「……魔力の歪み? これは、根源魔法の暴走の兆候と一致する」


 もしかすると、古代に封印された力が、どこかで解き放たれつつあるのかもしれない。

 そして、その影響が、カルトラの左手の紋を少しずつ熱くしている。


「……私の力も、封印から解かれつつある?」


 彼女は、夜な夜な秘密の練習を始めた。

 根源魔法は、感情に敏感。

 怒りや憎しみで暴走するが、慈しみや守りたいという思いで制御できるという。


 ──私は、悪役なんかじゃない。

 ──誰かを傷つけるために生まれたわけじゃない。


「私は──守るために、この力を使う」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ