表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

プロローグ

ご覧いただきありがとうございます。

この物語は、七日ごとに知らない人生を歩む「私」が出会う、小さなやさしさの記憶を綴った短編集です。

まぶたを開けると、見知らぬ天井があった。

静かな光が差し込み、カーテンの布が揺れている。

ここがどこなのかも、私は誰なのかも分からなかった。


ふと顔を上げると、壁際に鏡があった。

そこに映る人を、私は知らなかった。

けれど、それが“自分”であるかどうかも、分からなかった。


息をするたびに、どこからか柔らかな香りが流れ込んでくる。

見知らぬ部屋の片隅に、小さな机があり、その上に一冊の本が置かれていた。

手に取ると、紙の手触りがやけに確かで、胸の奥がひとつ鳴った。


ページをめくると、誰かの日々がそこに記されている。

名前も顔も知らない人たちなのに、不思議とやさしさだけは鮮やかに伝わってくる。


その瞬間、胸のどこかで、これが私の旅の始まりだと知った。

——まだ理由も行き先も分からないまま、けれど何かに導かれて。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

プロローグでは、まだ謎めいた世界の入り口だけですが、次から始まる第一章では日常のあたたかさが描かれます。

もし気に入っていただけたら、続きも覗いていただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ