1/7
★ショートコント★『血が足りない患者』
ーーーーーーーーーーーーーーー
ショートコント★パート1
『血が足りない患者』
ーーーーーーーーーーーーーーー
人口の過疎化が進む田舎町に、ひっそり佇む診療所。
その夜、訪れたのはフラフラとした足取りで歩く一人の男だった。
顔は青白く、唇に血の気はない。下瞼を捲ればピンクではなく白だった。
医者「貧血ですね」
患者「あぁ、やっぱり。このところ獲物にありつけなくて、ちょっと首筋噛んでもいいですか?」
医者「・・・・・・輸血パックで勘弁してください」