表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/57

超絶悶絶美少女転校生

【超絶悶絶美少女転校生】


 1学期も1ヶ月過ぎた頃、転校生がやってきた。

 琉絆亜(るきあ)という名前の少女だ。


 教室に入ってきた瞬間、みんなが息を飲んだ。


 容姿端麗とかのレベルじゃない。

 仙姿玉質とか羞月閉花って四文字熟語知ってる?

 彼女が来てから、生徒みんなが知るようになった。


 とにかく、桁違いの美人。

 黒目・黒髪の日本人なんだろうけど、生活感がない。


『はじめまして。久我琉絆亜(くがるきあ)と申します』


 おお。鈴がコロコロころがっていくぞ。

 なんて心地よい声色だ。



 それからは、まさしく瑠輝亜伝説が始まった。


 ご飯たべるとこを見たことがないから食事不要説。

 汗をかいたところを見たことがないから汗腺が無い説。

 トイレにいくのを見たことがないからトイレ不要説。


 そばによると、微かな花の香り。

 香水とか石鹸とかじゃない。


 髪の毛は絹のように艶があってサラサラしている。

 だけど、抜けない。

 みんなこっそり抜こうとする。

 ところが、不思議なことに毛に触ろうとすると途端にその気がなくなる。


 スタイルも9頭身。

 身長は160cmちょっとぐらいだが、スタイルのせいで身長が高く見える。


 ガリガリに痩せた女性にナイススタイルとか勘違い発言する人がいる。

 瑠輝亜には痩身ながら女性らしい丸みもある。

 素晴らしいスタイルとはどういうものかが理解できる。


 それに、彼女にはモデルにありがちなギスギスした感じはない。

 モデルって気が弱いとなかなかできないらしいからね。

 瑠輝亜には優しいオーラが彼女を覆っている。


 彼女を見ていると、芸能人がお茶漬けに見える。

 或いは、ジャンクフードとか。



 登校してくると、オーラが凄くて男は近寄れない。

 女のファンクラブが彼女たちが取り囲む。

 彼女は物静かに微笑んでいるだけだが、

 それでもファンクラブの連中はうっとりしている。


 彼女が口を開いたのは、転校当初の挨拶を除けば、

 授業中に先生に当てられて返答するときぐらい。

 涼やかな声で、そのたびにクラスに嘆息がもれる。



 体が弱いとかで体育は見学。

 行き帰りは黒塗りのRV車。

 SP付き。


 SPはそういう筋じゃない。

 武道を嗜んでいる折り目正しさがあり、下品な感じがない。


 彼女はやんごとなき方面のお方だと噂をするが、

 後をつけてもなぜか巻かれてしまう。

 誰も住んでいるところを知らない。



 体が弱いという彼女だったが、勉学面はすごかった。

 期末テストでいきなり満点をとった。

 夢露と同点のトップだ。


 ウチはそこそこの進学校だ。

 そのテストで満点ということは、相当な学力の持ち主だ。

 大和国でもトップレベルの秀才ということだ。

 しかも中途に転校してきてだからな。


 だいたい、高校に中途入学ってあるんだろうか。

 当初はそう思ったこともあったが、

 彼女の学力をを知ったら全員納得した。

 これならどこでも中途入学できる。



 彼女が転校してきてからしばらくたつと、

 彼女の私物が密かに出回っているという噂がたった。

 高額な値札をつけて。

 本物かどうかもわからない。


 妄想をこじらせているやつもいて、危ない。

 ある男は彼女は自分に会いにやってきたんだと主張して、

 彼女の取り巻きにボコボコに殴られていた。


 前の学校で彼女に惚れた先生同士が死闘をした、

 という噂をバラ撒くやつもいた。


 中途入学も謎だ。

 以前はどこにいたのか。

 出身地はどこなのか。

 両親は何やってる人なのか。


 延々と疑問がでてくるのだが、全て謎に包まれている。

 ただ、外国語の授業で彼女が完璧な発音を披露したから、

 帰国子女らしいという噂はある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ