表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/57

式神銃

【式神銃】


 それからは、オレは夢露(めろ)とつるむことが多くなった。

 なんだか話が合うし、式神が面白すぎるのだ。

 公開するわけにはいかないので、式神絡みはいつもオレの家だ。


『おまえの説によると、もっと治安が悪くなるんだよな。とんでもない暴動とかもおこったりして』


『未知の獣とかが現れたりして』

『厨2ついでにそういう事態を想定してもいいんじゃないか』


『治安の悪化が何かの外的要因だとして、何かって何だってことだよね』

『宇宙人とかな』


『地底人とか』

『話がB級SFになってきたな』


『ああ、火星人襲来とかね』

『まあ、とんでもない敵がくると仮定してだ。武器は必要だろ?』


『そうなったら、軍が出てくるでしょ』

『軍が壊滅するとか。敵に乗っ取られるとか』


『そんなん、僕らが滅亡する気まんまんじゃない』

『いいじゃん。妄想してるだけなら楽しいし』


煌人(きらと)くん、結構ミーハーなんだね』

『馬鹿にすんなよ。式神使いがいるんなら、発想は飛躍してもおかしくないぞ』


『ははっ』



『ところで、式神を道具にすることができる?』


『できるよ。というか、それが本命。箒に式神をつけて掃除機とか』

『じゃあ、ただの棒に式神つけて銃とか』


『問題ないね。というか、そのほうが式神だけよりも威力が強くなる。色んなタイプの銃ができるよ。ライフルとかマシンガンとか擲弾銃とか』

『棒じゃ格好悪いよな。それなりに形は整えたいよな』


 多くの少年はいつでも銃が大好きだ。

 そんなわけで、いろいろなタイプの銃を作った。


 近距離タイプとして、ショットガンと突撃銃。

 中・遠距離タイプとして、ライフル。

 面制圧型として擲弾銃グレネード・ランチャー


 特に、ライフルは弾が自動追尾するようにした。

 これは強力だ。


 弾は基本的に火球とする。

 これは、夢露が一番得意だからだ。

 火球のタイプを変えることで、近距離から遠距離タイプ、

 あるいは大口径榴弾タイプに対応した。


 ライフルも対戦車・対物ライフルといえるような威力を持つものも完成した。


 弾倉は式神を交換するだけだ。

 式神は携帯に便利だから、実質弾数の制約がない。


 発射は式神を触るだけでいい。フェザータッチだ。

 発射はほぼ反動がない。音も小さい。

 ライフルだと、ターゲティングすれば勝手に的を追尾する。

 ガク引きやフリンチングがおこりようがない。


 ガク引きは単純にトリガーに力を入れすぎて標準が狂うこと。

 フリンチングは、FLINCH=ひるむ、たじろぐの意味。

 銃の反動にひるんで体がこわばり、トリガーを引くときに不自然な力が入って標準が狂うこと。


 短所を強いてあげれば、それなりの大きさが必要だってことかな。

 夢露が式神を棒に貼り付け馴染ませると、それぞれの銃の形態に変化する。

 しかし、実物の大きさにそぐわないものは変化しないようだ。


 例えば、傘では銃はできない。ある程度の太さがいる。

 対物ライフルだと、長さ2m直径5cmぐらいの棒が必要になる。


 それと、大切なのはデザイン。

 SF映画とかを参考にして、未来的な銃を作り上げた。



『一気に過激派組織のアジトみたいになっちゃったね』


 オレは一人暮らしだから、したい放題だ。

 オレの家の一室が武器庫になってしまった。


 他にも、周囲に結界をはる防具とか。

 光学迷彩なんてのもいいなと思いながら、それは無理らしい。


『光学迷彩はぜひとも開発したいんだけど』

『有名なアニメでも大活躍してるよな』


『実際、現実でもそれっぽいのが開発されてるんだけど、アニメみたいなのはムリだし、理屈がよくわかんないんだよ』

『おまえの頭でもか』


『いや、僕の頭って学校の点がいいってぐらいなもの。本当の頭の良さじゃないよ』

『おまえ、それ嫌味にしか聞こえんぞ』




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ