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ドーム・ダンジョンの奥では

【ドーム・ダンジョンの奥では】


『またもや、ダンジョンが一つ潰されました』


『クソっ、K市戦で一方的に敗北してから、我々は押されっぱなしだな』

『閣下、このままですと、大和国の北半分にあるダンジョンは1週間以内に粉砕されます』


『これはいよいよ、決戦が近いか』

『敵の素早い動きから見ると、遅くとも2週間以内には』


『戦力はどうだ』

『ゴブリン、ホブゴブリンはもとより、ハイ・オークSクラスでも戦力に数えられません』


『前世と同じ状況になってきたのか』

『残念ながら、オーガでも一蹴されました。まだ我々にはオーガ・サラーやウォー・オーガといった、戦闘に特化したものがいますが、おそらくあまり期待できないでしょう』


『うむ。前世と同じだとすると、我々鬼でも一掃されるのは目にみえておる。なんで、奴らは急に強くなったのか?』

『ポイントは、K市戦です。あの戦いは、我々が一方的に押していました。我々の仕掛けた罠に奴らはぴったりとはまり、奴らが殲滅されるのは目前でした』


『ところが、突然我々の部隊が消滅したんだな』

『消滅する直前の部隊の報告で、敵の空間魔法が急に威力を増したと』


『皇子が復活したのか?』

『そうとしか考えられません。みなさんもご存知の通り、皇子は周りの戦力を活性化させます。そこからは、皇子のみでなく、奴ら全員の戦力が一気に増大しました』

『特に痛いのは、夢露という研究者です。空高くから強烈な雷炎を放つ魔道具を開発した模様です。これで次々とダンジョンが消滅していっています』

『それから、聖女の結界。この国の半分を覆うまでに聖女の力が増大しております。おそらくは、他のメンバー共々、今後も力が増す可能性があります』


『前世以上ということか?』

『可能性がある、ということです。前世では効果のあった呪いもおそらく対策は済んでいるでしょう。何もしないとは考えられません』


『2万年も経っているんだからな』

『閣下、他の同士に相談してみるとか』


『馬鹿者。世界8箇所のドーム・ダンジョンで我々だけだぞ、上手くいっていないのは。他のは、ほぼ攻略を済ませておる。そこへ我々だけヘマしましたとはとても言えんぞ』

『では、いかにして』


『心配するな。いざとなれば、マスターがなんとかしてくれる。前世の呪いもマスターより授かったものだ。それよりも、守りは大丈夫か』

『まず、地下10階までは戦闘員を引き上げさせました。結界を強固にしておりますが、敵の雷炎は容易に突き破るでしょう』


『地下10階までもが溶かされるということか』

『はい、閣下。我々の本拠地戦を前に、兵器の改良、新たな兵器の開発は十分に考えられます。そうなると、20階あたりまで消滅するかもしれません』


『ううむ。我がドームは地下30階だ。大丈夫か』

『最善を尽くす、としか申し上げられません』



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