ドーム・ダンジョン最底部
【ドーム・ダンジョン最底部】
『K市に向かった偵察隊ですが、全滅しました』
『そうか。で、敵はどうだった』
『敵は3人と1匹。まず、ルキアという第一皇子の護衛を確認しました。また、第一王子のペット兼護衛の黒ジャガーもついておりました』
『ルキアが生きていたのか。まあ、ガジンが生存していたことはバス襲撃事件のときにわかっておる。なんらかの延命方法を施しているんだろうな』
『その他、若い女1、若い男1。この若い男が第一王子と思われます』
『その根拠は?』
『第一王子の得意技、斬撃を使っておりました。あの空間技を使えるのは、皇子以外では見たことがありません』
『そうか。どの程度の威力であったか』
『威力は低めでした。ハイ・オークSに対して苦戦しているようには見えませんでしが、されど楽勝という感じでもありませんでした。2万年前の皇子でしたら、ハイ・オークSなど数万体いても楽勝だったでしょう』
『まだ、回復していないということか。聖女もそうだな。本来の力であれば、大和国全体を結界で覆えるはずだ』
『今までの奴らの戦いの伝聞からも、戦闘力は圧倒的という感じは受けません』
『私たちもまだまだ2万年前の実力には戻ってはいないが、私達には主さまがついているからな。その分、奴らよりも有利だ。よし、ハイ・オークSを中心に数で押し切るぞ』
『現状では、ハイ・オークS1000体。ハイ・オークが約20000体おります』
『ハイ・オークSは全員奴らにぶつけろ。ハイ・オークは半分の10000体。どうだ、補給はいけるか?』
『それでしたら、問題ありません。継戦能力は一ヶ月以上あります』
『うむ。ハイ・オークは燃費が悪いのが難点だな』
『おっしゃるとおりです。その分、能力も高いですが』
『残りのハイ・オークは待機。ゴブリン・ホブゴブリンは引き続き、人間狩り。オークに進化したら、すぐに儀式だ。どんどん、補充していけ』
『畏まりました』
その頃、K市の本拠地でオレたちは反省会を開いていた。




