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ハイ・オークS襲来

【ハイ・オークS襲来】


『煌人、学校が襲われている!』


 朝方、碧空がオレの部屋をノックしてそう報告した。

 オレは急いで身支度をして、会議室に向かった。

 そこは作戦会議室にもなっている。

 魔烏からの視覚情報を移すモニターも多数備え付けられており、

 モニターにはとある学校の空撮映像が映し出されていた。


『なんだ、学校が半壊してるじゃねえか』


 学校の建物が無惨に破壊され、黒煙が上がっていた。

 校庭では魔狼と魔物が対峙していた。


 人的被害はわからない。

 魔狼も何体かは消滅した模様だ。

 もっとも、魔狼は虚数空間に戻っただけで、しばらくすれば復活する。


『瑠輝亜、碧空、それからノワールいくぞ!』


 敵は綾羽の結界、そして魔烏警戒網をくぐって突然現れた。

 気配を隠すスキルの持ち主だ。

 しかも、綾羽の結界を突破するということでかなりの高位者だ。

 懸念していたが、こうした行動は奴らのデフォと考えざるをえない。



 そこで、オレは気配を探る能力の高い人選をした。

 特にノワールは獣の感の鋭さがピカイチの持ち主である。

 守備力も高く、盾スキルの持ち主だ。


 オレとノワールが前衛となる。

 碧空と瑠輝亜が後衛。


 俺の拳斬という名の技の射程距離が10m程度にまで伸びてきた。

 拳斬は空間に真空の裂け目を作り、それを飛ばして攻撃する。

 射程距離は短いが、その分、威力が甚だしい。


 瑠輝亜は飛斬という斬撃を飛ばす中距離スキルがある。

 碧空の中距離スキルは刃脚術だ。



 オレたちは、8輪装甲車に乗って学校に急いだ。

 メイン道路に放置されてある車はどかしてある。

 以前ならば、装甲車がやられたときの脱出方法に難があったが、

 それも大きく改善した。


 オレたちの本拠地から学校までは1kmほどだ。

 道路上に車もないから、100km以上の速度で走行できる。

 到着するのに1分もかからない。


 オレたちはやや離れた場所で8輪装甲車から降りると、

 校庭上を飛ぶ魔烏と、情報をリンクさせた。


『ハイ・オークだが、一回り体がでかいな』

『通常のハイ・オークよりもステータスが高そうですね』


 オレたちは作戦を考える。

 奴らは8体。

 通常サイズが6体と大きいサイズが2体。

 奴らも全員、盾を装備している。


『校庭では広すぎる。隘路に誘い込むぞ。魔烏、いい場所を探してくれ』


 オレたちは魔烏からの情報を共有した。


『よし。誘い込む場所はわかったな。ブービートラップかけるぞ。ロープ、指向性地雷、榴弾銃、最後はノワールの盾で止めて、オレと瑠輝亜、碧空だ』


 オレたちは、校庭に入ると、ハイ・オークを挑発した。


『『『ギャー!』』』


 奴らは怒りの叫びを上げると、全速力でオレたちに向かってきた。

 オレたちは逃げ出し、幅が3mほどの隘路に向かう。


『まず、ロープ。そして、指向性地雷』


 トラップを仕掛けると、後方で奴らをまった。

 奴らは2体ずつ賄賂に走り込んできた。

 先頭の2体がロープにひっかかり転ぶ


『よし!』


 ノワールは、前面に盾スキルで空中に盾を浮かび上がらせた。

 オレ斬撃、瑠輝亜飛斬、碧空刃脚術を転んだ2体に放つ。


『シュババ!』


 2体は攻撃に引き裂かれて消滅した。

 オレたちはすぐに反転。

 地雷を飛び越したところで、地雷をオンにする。


『バン!』『ギャー!』


 さらに怒りの声をあげてオレたちを追跡するハイ・オーク。

 指向性地雷の射程距離にはいったところで爆発した。


 残りは4体。

 ノワールが盾を浮かび上がらせたまま、

 オレたちは榴弾銃を構える。


『撃て!』


 各自5発ずつ、榴弾を敵に打ち込んだ。

 周囲のビルごと敵は破壊される。


 だが、排除できたのは2体だけだった。

 残りの2体は、体の大きいタイプだった。

 どうやら、盾に結界を張っているようだ。


『瑠輝亜左・碧空右を狙え』


 二人は、瑠輝亜飛斬、碧空刃脚術を連発する。

 だが、奴らの盾に拒まれる。


 オレはというと、道をはずれて、奴らの後方に出た。

 至近距離から斬撃を飛ばす。


『『ウギャー!』』


 奴らの盾の効力が及ぶのは前面だけだ。

 敵はオレの斬撃に体を四散させ、消滅した。


『私達の攻撃が阻まれるなんて』

『ああ。現状では瑠輝亜の飛斬の威力が一番強いはずだが、奴らの盾には通用しなかった』

『しかも、多分、威力偵察よね』

『本番は、こいつらが大量にやってくるってこったな』



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