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K市制圧3

【K市制圧3】


 武上さんは、市役所に残っている市の職員と警察官を20名ほど選抜した。


『煌人君。ちょっと多いかな?』

『いや、問題ありません。すぐに武器の担当者を連れてきます』


 オレは魔烏を通じて、夢露に連絡した。

 夢露は碧空とともに、市役所にやってきた。


『碧空、元気か。なんだか不思議な経験をしているよ』

『武上さんも元気そうでよかったです』


『夢露、さっそく使用者登録をしてくれるか』

『うん、わかった』


 夢露は拠点から持ってきた式神銃を選抜メンバーに渡し、

 使用者登録をしていく。


 そして、全員で使い方の訓練をして、予備の式神弾倉を渡す。

 式神弾倉もペラペラの紙ではなく、それなりのデザインを施してある。


『皆さんに渡したのは、突撃銃タイプで、近接戦闘に向いた銃です。射程距離は500mほどありますから、遠距離も不得意ではありません。ただし、威力はあまり強くありませんから、過剰な期待はしないでくださいね。あと、これは軍事機密なんで、くれぐれもペラペラ人にしゃべらないように。その銃は皆さん専用の銃になっていますので、間違えないようにしてください』



 さっそく、選抜メンバーを引き連れてスーパーに向かった。

 缶詰を中心に食料品や日用品を確保した。

 お金が支払われることがあるかわからないが、

 一応、確保した数量をチェックし、事務所に伝言を残しておいた。


『助かったよ、煌人君。では、学校を中心にスーパーマーケットを制圧していくとするか』


『武上さんも来ますか?』

『ああ、戦闘経験は必要だろう』


 こうして、オレたちは市役所の選抜メンバーを混ぜつつ、

 一つ一つスーパーを開放していった。


 K市内全てのスーパーを開放し、次はコンビニ内にいる魔物を排除する段階で、

 ほぼK市内には魔物がいなくなった。


 ここで満を持して綾羽の出番だ。


『綾羽、K市を覆う程度の結界をかけてくれ。いけるか?』

『その程度なら、いつでもいけるわ』


 これで、K市には低級の魔物は入ってこれなくなった。

 しかし、安心はできない。

 ハイ・オーク以上だと、確実に結界は破られる。



 その後、武上さんたちは病人やお年寄り、体の不自由な人を求めて、

 K市を練り歩いた。

 市の広報車も使用して、ローラー作戦を敢行した。


 市民病院には多数の患者と医者・看護婦が残っていた。

 自家発電をしているので、ガソリンを確保した。

 もちろん、直近のスーパーもだ。


 ホーム・センターからはあるだけの発電機を徴収。

 工場など巨大な自家発電機を備えている建物は臨時の避難所とした。


 ガソリンは市内のガソリンスタンドから取り放題だ。

 ガソリンスタンドは自家発電を備えているところが多い。

 そうでなくても、人力でガソリンを供給できるところが多い。





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