表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/57

首都決戦

【首都決戦】異変6日め~


 エリアを広げてゴブリン退治を数日つづけた。

 K市を中心に5km程度の範囲ではゴブリンを殆どみかけなくなった。


 だが、ゴブリンの集団はまだもう一つある。

 K市を通らずに南から回り込むように首都に向かった集団があったのだ。


 その頃には、首都には人が殆どいなくなっていた。

 北方面へ避難していったのだ。


 政府は政府専用機に乗り込んで空に退避している。



 政府は現状を内戦状態と認定し、軍に自重をはずさせた。

 今までだと民間人や民間の建物への攻撃には慎重だった。


 今後は戦場と指定したエリアでは、避難勧告が出され一定の期日を越えると、民間人の被害や所有物の損壊は後日手当をするにしても、法的には問題とならなくなる。


 普段ならば、軍の振る舞いに文句をつけるだけの人々が現れるが、

 さすがにそんなバカはいなかった。


 戦場となるエリアが首都南部から南に隣接するS市となった。

 それが異変6日目のことだ。


 ゴブリンが到達するまでに予想される期限は6日めを含めてあと3日。


 3日の間、軍は市民に避難をしつこく呼びかけた。

 役所から台帳を取り出し、病人やけが人、足腰の弱い人、耳の聞こえない人など、

 徹底したローラー作戦で避難を促した。


 合わせて、S市南端を流れる川に長々とバリケードを敷いた。

 これが最前線になる。



 そして、ゴーストタウンとなったS市にゴブリンが突入したのはまさしくその期限の日、異変8日目の日が傾いた頃であった。


 地平を埋め尽くす緑の軍団に対して、軍は、戦車砲、榴弾砲、迫撃砲、RPGなど強力な武器を自重せずに使いまくった。

 航空戦力もアウトレンジからミサイルを何発も撃ち込む。


 ドローンも大活躍した。

 特に怖いのはホブゴブリンだが、位置の特定にドローンが使われ、

 そこに集中して砲弾を撃ち込んだ。


 10万近いゴブリン集団だと見られたが、あっという間に数を減らしていった。


 大部分を殲滅してからは、歩兵による残党狩りだ。

 驚異となるホブゴブリンはあらかた排除できており、

 発見してもRPGの餌食となった。


 ゴブリンは物理攻撃しかしてこない。

 それも近接攻撃のみだ。

 前面に盾をならべ、ゴブリンを防ぎつつ、

 後方からのゴブリン狙い撃ちで次々と屠っていった。


 陸軍はそのまま前進して、O市、T市、そして大穴にむけてゴブリンの残党狩りを継続した。

 引き続き、ナイトスコープをもったドローンが活躍した。


 ゴブリンは隠れるということをしない。

 人間を見ると、後先考えずに攻撃してくる。

 だから、たやすく位置を特定し、ゴブリンを排除することができた。


 掃討作戦は1週間続けられた。

 その後、警察も投入して残党狩りが繰り広げられた。

 警察には盾は大量に備えられている。

 ゴブリンを盾で防ぎ、後方からの射撃でゴブリンを排除していった。

 これは、軍と同じだ。


 結局、首都決戦から30日後にようやく平穏が訪れたのだ。



【扶桑山の大穴】異変12日目


 並行して軍が行ったのは、扶桑山の大穴への攻撃であった。


 これにはバンカーバスター、地中貫通爆弾が使われた。

 大穴には結界が張られているようであったが、

 バンカーバスターはそれをものともしなかった。

 徹底した攻撃により、大穴は沈黙した。

 現代兵器の勝利である。


 大穴を攻撃する映像は公開され、瞬く間に夥しい再生回数を記録した。

 全国に喜びと安堵がもたらされた。


 そして、怪物によって被害を受けた地域の復興が始まった。

 不景気だったこともあり、政府はバンバンと復興支援をした。

 大和国は急な復興景気にわいた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ