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K市郊外殲滅戦

【K市郊外殲滅戦】異変3日め


 窓から外を眺めてみるが、ゴブリンはどこかへ行ってしまったようだ。

 魔烏を飛ばしてみる。


 瑠輝亜の持つモニターを眺めてみると、

 周囲数百メートルのビルの群れと、大まかな生体反応が光点で記される。


『ほとんどビルの周りに生体反応がないね』

『上手く、ゴブリンを分散させたようですね』

『じゃあ、拠点に戻りつつ、ゴブリン狩りをしていこうか』



 上空に魔烏をとばし、前後を魔狼で固め、オレたちは基本陣形で歩を進める。


 数百メートルも歩くと、ゴブリンが目立ち始めてきた。

 魔烏からの生体生命反応も随時更新していく。

 だから、ほぼ先手で攻撃できる。


 視界に入るたびに、ゴブリンを攻撃。

 ホブゴブリンも何頭か混じっている。


 何度も言うが、式神銃は音が小さいし、ゴブリンも瞬時に消滅するから、

 周りに気づかれにくい。

 だから、余計な騒動がおこらず、次々とゴブリンを屠っていく。



『煌人様、刀の実戦訓練をしたいのですが』


 ああ、瑠輝亜の刀による斬撃は天下一品だ。

 オレも魔物相手は2万年ぶりになる。


『では、式神銃をしまってオレと瑠輝亜で討伐を進めようか』

『了解しました』



 もっとも、ゴブリン相手だと無人の荒野をゆくがごとしだ。


 瑠輝亜は直接の斬撃もすごいが、

 斬撃を飛ばす中距離スキルがある。


『ズバッ』


 20m程度の距離なら、この飛斬という名の攻撃で敵を寄せ付けない。


『バーン!』


 破壊斬という技もあった。

 飛斬の範囲攻撃だ。

 一瞬にして20m四方のゴブリンが消滅する。



 オレも瑠輝亜の攻撃を見ていて、思い出した。

 オレにも中距離攻撃があったことを。


『ブンッ』


 拳斬という名の技だ。

 空間に真空の裂け目を作り、それを飛ばして攻撃する。

 格闘技+時空スキルである。


 これが結構えぐい。

 コンクリートだろうと鉄だろうと、裂け目にあたると消滅する。

 今はまだ小さい斬撃しか出せないし、射程は10mぐらいしかない。

 しかし、慣れてきたら幅20mぐらいの空間の裂け目を出せるはずだし、

 射程も数百mに及ぶはずだ。



 結局、拠点に戻るまでに千以上のゴブリンを消滅させた。


『成功だ。核となるホブゴブリンを排除できた。ゴブリンは分散してうろついている。とりあえず、例のスナイプ地点からここまでの道路周辺はゴブリンを消してきた』

『次はガジンを指揮官として輝星、碧空のパーティでゴブリン狩りをしてきてくれ。魔烏10魔狼10で前後上を固めて、この通りに沿ってみるか』


『『『了解』』』



 3人も基本的に式神銃でゴブリンを排除していった。

 が、やはり途中で物足りなくなり、

 ガジンは大剣、輝星は剣、碧空は得意の足技で攻撃していった。


 大剣には断空斬、破壊剣術

 剣にはスラッシュ、クロススラッシュ

 足技には刃脚術、旋風脚

 という飛び技/範囲攻撃技がある。



 こうして交代しつつ狩りを進めたオレたちは、

 日が暮れるまでに5千程度のゴブリンを排除した。


 日が暮れたので、夜間は魔狼・魔烏に任す。

 魔狼と魔烏を50ずつ呼び出し、街に放った。


 魔狼の攻撃力はゴブリンを完全に上回っているし、

 ゴブリンは物理攻撃しかしてこない。

 魔狼には物理攻撃は威力が半減する。


 魔烏には現状強い攻撃力はないが、

 それでも目潰しなど、地味に嫌な攻撃を繰り返す。



 ただ、ホブゴブリン以上になると、火球を使ってくる。

 極力、避けるように指示した。

 まあ、仮に消滅しても虚数空間に戻るだけで、

 すぐに復活可能なんだが、気持ちの問題だ。


 撃ち漏らしたホブゴブリンには魔烏をはりつけ、翌日潰しに行った。

 遠方からのスナイプ一発である。



 3日もすると、K市内ではほぼゴブリン軍団を殲滅した。



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