表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

リザードキング

俺は死んだ

交通事故で死んだらしい。



システム(死亡を確認しました。異世界へ転移をはじめます)


「おい、大丈夫か?」


目の前に座っていたのはトカゲのような顔に右目にはキズ、声がかすれているような低い声

周りを見渡す。どうやら俺は転移したらしい。ん?右上にあるこれはなんだ?メニュー?押しても何も起きない


(メニュー)


頭の中で言った

目の前に大きく 体力 筋力 敏捷性 魔力 総合値が書かれていた。Lv,3 スキルなし

名前はガルド種族リザードマン、、、

ん?リザードマン?異世界転移してリザードマン?いや人間とかスライムとかすごい強いモンスターとかいるじゃん?なのにリザードマン?強くも弱くもないリザードマン。


「さっきからなに寝ぼけた顔してるんだ今日からリザードキングを決める決闘がはじまるんだぞ」


「あっはい」


お店から出るとそこリザードマンの街があった

子供から大人まで大勢いる。時々鎧や剣を身につけて歩いているリザードマンがいた。


「おーい」


後ろから声がした振り向くとそこには明らかに種族が違う人間の姿をした女性が走って来ているようだ


「決闘って今日だよね?応援してるから!」


「え?あ、ありがとう」


「え?どうしたの急にガルドがお礼を言うの珍しいなぁ〜!」


どうやらこの女性はガルドの幼なじみの

アルス・ルージュラ ガルドの記憶がそう言っている。ガルドは小さい頃、人間に捨てられ今のリザードキングが拾って育てているらしい

さっきの酒場にいた右目にキズがあるのがバキド、ガルドの父らしい

今日は何十年ぶりのリザードキングを決める決闘日15さいのガルドは参加は絶対なのだとか、、


「決闘ってどこでやるの?」


「森の奥の滝近くでやるらしいよ。絶対勝ってね!」


うぅ、かわいい

力が溢れてきたぜ


森の奥の滝近くへ向かった


俺が今日決闘する相手は昔ずっとガルドをいじめてきていたダン。記憶によると相当いじめを受けていたっぽい、そしてこのガルドはとても弱いことを思い出す。

メニューのステータスも筋力3はふざけているとは思ったが弱いすごく弱い。前世ではゲームは好きでやってはいたが一日に13時間程度だ、ゲームはそれほど得意ではなかったが、絶対攻略サイトは見る、強いキャラを使うすべてのステータスを敏捷性に振るだけは徹底していた。何よりスピード感のあるゲームが好きだった

いろいろ考えていたら決闘場所に着いた


「おっ?来たか。初戦がお前でよかったぜ!リザードキングまでの道はすぐそこだな!」


あーこれはやられる思った、メニューの表示が点滅し始めた。嫌な予感がする


システム(挑発をされました。筋力-2)


なんだこの声、ゲームの中で言うアナウンス的なやつか?筋力-2?筋力1じゃん決闘で使う槍使えるわけが無い

決闘が始まる1分前くらいになった槍がそれぞれに渡された金属ではなく訓練用の木の槍だ、筋力1で持てるか心配だったが持つことはできたが全く力が入らない。


「それでは、はじめ!」


え?、、終わった


「おりゃぁぁ」


ヤバい目の前に槍が来てる避けなきゃ


システム(レベルが上がりました。総合値が上がります。ステータス10p獲得しました。)


(敏捷性、敏捷性、敏捷性…)


目が覚めると横になっていたまだ決闘は終わっていないどうやら気を失って槍を避けたらしい

ダンが驚いた顔でこちらを見ている、すぐに後ろに下がり状況を確認している。


「俺の槍を避けただと、いや今のは運が良かっただけだ次は一撃で倒してやる」


ステータスポイント10pとレベルアップで全体のステータスが大きく上がった敏捷性は10pを使い12から128になった これなら行ける


「次こそ、おりゃぁぁ」


横にかわして頭を思いっきり叩いた。

周りが騒ぎ出した。今までのガルドがかなわなかったダンを一撃で倒してしまったからだ


システム(レベルが上がりました。総合値が上がります。ステータス10p獲得しました。)


「おめでとう!ガルド!」


真っ先に喜んだのは幼なじみのアルス跳ね上がりながら笑顔でこちらに手を振っている

かわいい


(メニュー)


システム(実績:小さな勇気を獲得しました。)


Lv,5になったのか総合値も上がった敏捷性に10p振っとこ、実績ってなんか効果あるのか?


(実績:小さな勇気)


なるほど実績によって得られる能力が違うのかこの実績は挑発を無効化。最初にとっては良い戦いではなかったか?まぁ気を失ったなんて言えないけど


「やったね!ガルド」


「応援ありがとう次も勝つよ」


とだけ言って街へ戻ることにしたが


「今回のは絶対にマグレだ!この俺が負けるはずがない不正をした!」


どこにでもいるんだな、、、



数日がすぎたその後も順調に勝ち上がっていくことが出来レベルも9となったステータスも全体的に上がった。今日は決勝戦、決勝戦に勝てば晴れてリザードキングなのだがどうやら相手は街一番の強さだという。夜中にいえを抜け出して魔物狩りをしてまでレベルを上げたんだ勝てるさ、、多分

魔物と言ってもスライムとかゴブリンだ経験値はそれほど貰えない、やはり実践で戦った方がレベルを上げやすいのだと思う。


不安を持ちつつ森の奥の滝まで足を運んだ


「よろしくお願いします」


「え?あぁ、よろしくお願いします」


こっちに来てから敬語で話されたことがなかったため相手が礼儀正しい人だと少し戦いにくいなそれにしてもイケメン君が相手かイケメンと言うより美青年に近いか?確実にモテるな。

よし殺る、モテるやつは許さない


「では決勝戦を始めます。両者とも正々堂々戦ってください。では、はじめ!」


一気に間合いを詰めてきた。槍の持ち方からして強い雰囲気で分かる。槍を振り落としてくる。

槍で受け流そうとするが力が強すぎて受け流せず体に槍が当たる。すぐに後ろへと引く


システム(体力20%低下)


まずは呼吸を整える。敏捷性を活かして俺のスタイルで倒しに行くんだ。

木が多く生えている場所に行き、木をうまく使うんだ。森の方へと走り出す。


「逃げてばかりでは僕には勝てないよ」


美青年め

木の上に乗り周りを見渡す。ここなら行けそうだ

木から木へと移り続け攻撃をさせない。

相手が戸惑った所を殺る。…今だ!

後ろの木から美青年目掛けて飛んだ。美青年の頭目がけて槍を振り落とした。


システム(レベルが上がりました。レベル10になりました。スキル解放:()()()()()()を獲得しました。ステータス10pを獲得しました。)


よしゃぁぁ

おっと口に出しそうになった。クールな男を演じるんだ。


「対戦ありがとうございました」


「ありがとうございました。とても強かったです!でも次は負けません。」


「やったー勝った勝ったよ!あのガルドが勝ったよ!」


跳ね上がって喜んでいる。ヤバい惚れそう


「やったね!これで私と冒険できるね!」


あっ記憶にそんなことあったなめっちゃ小さい頃に約束してたな。

まぁそれはともかく

惚れました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ