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世界から五感が消えた日

作者: 音夢ネム

 最初に、君の顔を失った

 だから君に話しかけたら君の素敵な声が聞こえたんだ

 

 次に君の声を失った

 だから君の胸に顔を埋めたら落ち着く匂いがしたんだ

 

 次に君の匂いを失った

 だからキスをしたら君の味がしたんだ

 

 次に君の味を失った

 だから抱きしめたら君の温もりがそこにあったんだ

 

 最後に君の温もりを失った

 

 真っ暗な世界に君がいた

 

 ただそれだけで僕は幸せだ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

最後のダッシュは文字数稼ぎです。これ、200文字超えないと投稿出来ないんですね(笑)。

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