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アンナ(アンナ・レオノーウェンズ)、王様と私(ウォルター・ラング)、映画(1956年版)
ついに好きなものを並べ始めただけだなって?
そうだよ?(真顔)
デボラ・カーです。
すてき。
当時35歳。
すてき。
そしてユル・ブリンナーの王様のかわいらしさたるや。
当時36歳。
すてき。
なろうで異世界恋愛ジャンルを愛している方ならぜったい好きなはず。
めっちゃかわいいちょっとせつないおはなし。
好きな場面はチャン王妃がアンナを引き留めにきたところ。
どれだけ多くの妻が居ようと、チャン王妃が王様を夫として心底敬愛していることをストレートに伝えるあの場面。
王様がアンナに惹かれているであろうことも全部受け止めた上での王妃としての愛。
器でけぇ、と初めて見た時思いました。
アンナは一途で頑固。
王様は多情で頑固。
お互い譲れないところでぶつかって、はっきりとした恋の形を取らずに終わるふたりの関係は、主従という言葉も友人という言葉も当てはまらないように思う。
ほろっとくるお話です(わたしは号泣でしたが)。
まだご覧になったことのない方、名作ですので、ぜひ。