表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2020年 時間の旅  作者: K-LION
3/80

一章 学食

某大学敷地内 学食


お昼も大分過ぎていたため、3人以外で学食にいるのはわずか数人である。


「別に呼びに来なくてもお昼位1人で行けよ」


そう言ってるのは僕の幼馴染みで親友の東秋人(ひがしあきと)である。


「私が呼びに来なかったら、2人共どうせ食べないでしよ。1日3食っていつも言ってるくせに。」


これは進藤皐月(しんどうさつき)、同じく幼馴染みである。


皐月はもう特盛カレーを注文して食べ始めている。


「それを言ってるのは計であって俺じゃない」


秋人はラーメン食べることに決めたようだ。

僕は日替わり定食を注文した。


「1日3食にしようとは思うが、一度何かに集中するとどうしても忘れてしまう。言うは易く行うは難しとはこのことだな」


「「それはちょっと違う」」


秋人と皐月が声をそろえて笑いながら言った。


僕達は小さい頃から家が近く、同じ小中高に通い、大学まで同じ所に通っている。研究室は僕だけ違うが、3人でいるのが常になっている。


笑いあっていると、秋人が皐月の変化に気付いた。


「あれ?皐月その髪… 染めたのか?」

「気付くのが遅い!! それで…どうかな?」


皐月が、軽く髪を弄くる。


「うーん… 悪くはねえけど、俺は前の方が好きだな」

「あっさり言ってくれるわね」


それを聞くや皐月は何か悩み始めたが、カレーを食べる手だけは止まらない。悩み終えると、「元に戻す」と口をもごもごさせて言った。


相変わらずの早食いで大食いだ。それなのに体型がきちんと保たれているのが不思議でならない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ