表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2020年 時間の旅  作者: K-LION
1/80

プロローグ

2020年6月10日 水曜日 13時35分 九州地方某大学赤木研究室


(あき)(けい)、ご飯食べに行こ!」


一人の女性が、妙な機械の山に向かって大声を出した。

薄茶色の髪を手でいじりながら、ずれそうな眼鏡を外して白衣にしまった。


二つの人影が機械に囲まれ、記号や数式を黒板に書きなぐっている。


「秋!、計!」


女性が二つの影に向かって呼びかける。


返事はかえってこない。


彼女は人影に向かって小さな機械を投げつけた。

1つは見事に命中したが、もう1つは見事に避けられて壁に激突して壊れた。


「なんだ皐月(さつき)か。もう少し優しくできないのか?頭が悪くなったらどうするんだよ。」


頭を押さえながら秋人(あきと)が、機械を乗り越えてきた。

度の入ってない眼鏡をかけ、皐月同様白衣を見にまとっている。


「悪くなった方が良いと思うのは私だけでしょうね!」


皐月はイラついているようだ。


「何か言ったか?」


秋人は投げつけられた機械が壊れていないか確認しているが、壁に激突した方と同様に壊れていた。


「別に…」

皐月のイラつきはおさまらない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ