過去の未来の夢
制服の男が言った
「おい起きろ、時間だ」
男が答えた
「今日ですか…」
しばらく黙った後
「はい、わかりました」
男は死刑囚だ。男はこの時までずっと考えていた
「死ぬ瞬間はどんな感じなんだろう」
と
男は制服の男について行き最後の時間を過ごした。そして、その時が来た。首には太い縄がまかれ三人の男がボタンを押したと同時に床がストンと落ちた。
「…」(あぁ、こういう感じかぁ)
男は薄れゆく意識の中で何かを感じていた
•ゲームオーバー•
「あーやっちまったぁ、まぁそこまでいったら詰みか」
ここは日本、西暦3030年、医学の進歩により人類の平均寿命が300歳になり人々は暇を持て余していた、そこに人生体験ゲームなるものが現れた、自分の好きな顔や声、家柄、時代などを選び人生をスタートでき、人口の半分以上は常にこのゲームをしているという。
「今度は西洋のぼっちゃまとかがいいなぁ」
こうぼやいているのは佐々木仁、この時代では当たり前の無職である。
「でも、もう20回もやったしそろそろ飽きたなー」
「いっそ世界が終わればいいのになー」
そんなことばかり考えていた。それも仕方がないことで、人の仕事は全て人工知能がやってくれている。
「忙しくなりたいなぁ仕事してぇなぁ昔は仕事があったんだろうなぁ羨ましいなぁ」
……
ピピピピピピビ
「んん?まだゲーム始めてないぞぉ?」
「あぁ、朝か、アラームかー」
テレビには昨日の夜中に、やっていた未来の日本というテレビが一時停止したまんまだった。
「なぁにが仕事したいだ、そんなこと思って見たいもんだな!」
男はいわゆるサラリーマンでいつもいつも外回り、会社にいれば上司からのパワハラ後輩からは陰口、男は、社会に不満しかなかった。男は自分だけなんでこんな思いをしないといけないのかとても不満だった。やがて男は不満を行動に移してしまった。会社で立てこもりをした。上司と後輩合わせて15人を殺した。やがて男には死刑判決が出た。どのくらい経ったかはわからないがそんなことはもうどうでもいいほど男は気になっていた、死ぬ時のことを…
一番最初の作品なので内容がとても薄いと思います。なのでアドバイスなどがとてもいい欲しいです。ぜひお願いします。