3日目 宿探し
さぁ、一瞬で金持ちになった俺なんだが、まずは住むところを探して街の中央へ向かった。まぁ、街の中央とは言ってもやはり現実とは違いビルなどが建ち並んではいない。しかし、現実のヨーロッパのようにレンガ造りに石畳の洋風な建物が並んでいる。そこには、果物屋や肉屋、さらには家具屋まであった。しかし、俺の探してる店は一向に見つからない。そう、宿屋が見付からないのである。
「住む場所を探してんのに、宿屋がねぇとかどうなってるんだッ!?この世界はぁッ!」
俺は、道の真ん中で叫んだ。もちろん、周囲の人々は俺のことを冷めた目で見るのだった。
そんな時、一人の少年が俺に喋りかけてきた。
「お兄さん、宿を探してるのですか?よければ、僕がご案内いたしますけど?」
その少年は年は十二歳くらい少年で細身の小柄な少年だ。俺は、即答で答えた。
「本当か!?ありがとう!!頼みます!!」
少年は、優しく微笑みながら俺の顔を見て大きく頷いた。
その後、少年に着いていき5分程歩いただろうか。宿に到着した。すると、少年は玄関から大声で叫んだ。
「お母さん!この方を泊めていい?」
すると、玄関に長い黒髪に細身の女性が現れた。その女性は、笑顔で俺を見て質問してきた。
「あなたは、タケルさんですか?」
俺は、ゾッとした。何故この女性は俺の名前を知っているんだと。俺の驚いた顔を見たのか女性は慌てて話を続けた。
「ゴメンなさい。あなたのことはヤヨイから、聞いていましたので。」
どうやら、彼女はヤヨイから俺の話を聞いて少年は俺をこの場所へ導いてくれたらしい。
そして、俺は部屋を借りた。もちろん、お金は払ったぞ。部屋のベッドに寝転ぶと、やはり疲れていたのだろう、すぐに眠くなった。そして、寝てしまう間際、俺は呟いた。
「明日は、仕事探そ。」
それから、俺は眠りにつくのだった。
どうも長ブーです
4話目・・・・
書くのが最近は楽しくなってきました。
これからも読んでくださいね!