表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

何の存在アピールですか

 僕はRPGと呼ばれるゲームの主人公である。

僕を操作している人間は人との交流を大切にする人だ。


 今日も新しい街に到着した。

セーブゾーンで記録を残してからいつもの様に街に出て交流を始めた。

武器を買うわけでも、スキルを習得する訳でもない。

ただひたすら街の人に声をかけるのだ。


「こんにちは」

「やあ、今日もいい天気だね」


「こんにちは」

「○○くんは広場に行くって言ってたな」


「こんにちは」

「武器はうちで買って行きな!」


「こんにちは」

「海が俺を呼んでいる……」


「こんにちは」

「あー! 待って〜」


「こんにちは」

「岡の上は風が気持ちいいんだ」


「こんにちは」

「小鳥さんが鳴いてる」


 全く前に進まない。

それに、今後のストーリーに必要な情報を持ってなさそうな人ばかりに声をかけるのだ。


 僕は指示された人に声をかける。

もちろんそれも僕の仕事だが、せめて必要最小限に留めてもらいたい。


 時間の無駄だから!!!!

声をかけたかどうか忘れて、2度、3度と同じ街人に話しかけてしまう時もあります。笑

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ