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新たな勇者の誕生

どうも、二話目を投稿してみました、考えながら書いているので、投稿が遅くなると思いますが、ご了承くださいまし

頭が痛い、体が重い、なんかだるい

そんな感情を抱きながら俺はゆっくりと目を開けていった

「やあ、お目覚めはいかが?」

いきなり声を掛けられた、立ち上がろうとするが、全然上がらない、なにかで固定されているような感じだった

「・・・・・・ああ、最高だよ、こんなに気持ち悪いのは始めてだ」

「それはそれは、いいことじゃないか」

「なあ、質問があるんだが、質問していいか?」

「ここは勇者育成所の研究室、僕の名前はドクターさ」

「先に言うなよ、俺のセリフがなくなるだろうが」

「いいだろ?君が疲れなくて済むんだから」

「じゃあもう二つくらい」

「君が、僕たちの存在を知ってしまったから、というものと、今から君は勇者になるんだ」

「・・・・・お前すげぇな」

「よく言われるよ」

「何でこの世の中に、勇者なんていう職業があるんだ?勇者なんてゲームとかアニメの世界だけだろう」

「最近まではそう思われていたよ、もちろん僕だって勇者?ふざけるなっていう感じだったけどね」

「俺は今でもそう思っているんだが」

「大丈夫、君が次目覚めた時はだんだん自覚が出てくるからさ」

「ふーん」

「それにしても君はずいぶん落ち着いているね、この間の女の子よりずっと落ち着いている」

「それって愛唯さんの事か?」

「ご名答、彼女も勇者の中の一人だよ」

「・・・・・・・なるほどな」

あの光はやっぱり愛唯さんがやったやつなのか、それにしても急だね、なんだよ勇者ってこの情報社会の中で生きている俺でさえ聞いたことねぇよそんな職業

「おいお前」

「お前じゃないドクターだ」

「ドクターさんよ、俺は何で勇者にならなくちゃいけないんだ、お前らの存在を知ったくらいで」

「口約束くらいで信じられると思うのかい?僕は信じられないね、だったら、君も勇者にしてしまえば、早い話だろ?誰にも言えなくなるんだから、レイレも同じ意見だったようだ、まったくあの子の感性には毎度毎度驚かされるよ、人間並みだ」

「レイレって誰だよ」

「その内分かるさ」

頭もだんだん回復してきた、俺は辺りを見回した

見た感じは普通の研究室と何ら変わりない、ひたすらドクターというやつがなにやら機会をカタカタ音を立てながらいじっていた

俺は腕を手錠で縛られ、足を台に固定されて、身動きが取れない状態だった、唯一動かせるのは頭部だけだった

「っよし、ひとまず完了だな、君も疲れただろう、お休み」

「おっおい!何すんだお前、やっやめ―――――」

俺はそこまで言って気を失った

†                                     †

ふと目が覚めた

辺りはもうすでに明るい

周りを見ると見慣れた風景、そうここは自分の部屋だった

ということは・・・・・今までのは夢か!なんだ夢なら納得できる

きっと昨日なにかして、疲れて寝たんだろう

にしても、変な夢だったな・・・・・

そう思いながら俺は部屋を出た

「母さん、父さんおはよう」

「あら、おはよう颯真、今日も早いわね」

「おはよう颯真」

「おはようお兄ちゃん」

「よう、わが妹よ」

リビングに行くと、家族がすでに食事をしていた、昨日よりは少し遅めだったが、いつもよりは早かった

「いただきます」

目の前に置かれた食事に手を付け始める、うん今日もおいしい

あらかた食べ終わる頃に

ピンポーン「颯真ぁいくぞー」

幼馴染の声が家に響いた

「おーう、ちょい待ってろ」

食器を台所におき、歯磨きをしながら、学校の準備をする

スクールバックの中に、教科書や資料を詰め、制服を着、琉が待つ場所に向かう

「またせたな、行くか」

「だな」

「行ってきます」

「いってらっしゃーい」

母の声を聞き届け、俺は琉と学校に向かった

今日は美歌に会うこともなく、二人でどうでもいいような話をして学校についた

自分の教室に入り、机の中に教科書を入れる

することもなく、机に突っ伏していると

「おっ、やっぱり愛唯ちゃん可愛いよなぁ」

なんていう男子生徒の声が聞こえてきた

後ろを見ると女子に囲まれているパーフェクトな容姿を持つ愛唯さんがいた

特に話すこともなかったのでまた机に突っ伏した

その数分後、先生が入ってきた

「せきつけぇ~出席とるぞ~、雨宮ー」

「うい」

「伊藤―――――」

眠いなよし寝よう

「琉悪いんだが」

「分かった、寝ろ、今日は体育ないから飯食う時間になったら起こす」

「よくわかってんじゃん、じゃあお休み」

闇の中にインしていった

†                                 †

誰にも起こされずに、なぜかパッと目が覚めた

むく、と起き上がると琉が少し驚いていた

「どうした?今は三時限目の途中だぞ?」

「・・・・・・なんか起きちったから、授業受けるか」

机の中から教科書とノートを取り出し、高校生らしいノートを取って授業を終えた

四時限目も同じことを繰り返し、特にこれといっていいものもなく、終わった

飯の時間、俺と琉は教室にたくさんの人がいたので、屋上に行くことにした

屋上の大きなドアは鍵がしまってなくラッキーとおもいながら、そのドアを開けた

今日は日差しがうざったらしいくらいに俺に降り注ぐ、七月の上旬となるとやはり暑い、昨日はたまたま気温が丁度良かった、春の気候とさほど変わらなかったからな

屋上の長椅子に座り、弁当を広げる、周りは緑色のフェンスで、飛び降りなどが難しいことになっている、まあ、この学園は至って普通だから、そういうのはないんだけどな

ふむ、今日もおいしそうだ

琉と駄弁りながら飯を食べる

食べ終わると、そのまま昼休みに入るので、屋上で日差しに当たっていた

暑いが、こういうのもたまにはいいかな、などと思う

人は自然より恵みを受けているのだ!

・・・・・・いや自分でも意味の分からないことを言っているのは分かってるんですよ?

でも、やっぱり大切だなって思うじゃないですか?たまにありません?

そんなことを思いながら仰向けになっていると、いつの間にか寝ていた

気が付くと辺りはすでにオレンジ色に染まっていた、・・・・・あの琉の野郎、放置していったな

ゆっくりと身体おこし、大きく深呼吸をする

身体も重くはないので、屋上を出ようとしたその時

ガチャと音を立てて屋上の扉が開いた、そこから現れたのは完璧なる女性愛唯さんだった

「おっ、愛唯さんこんにちは」

「あっ、颯真君!こんにちは」

「どうかしたのか?こんな時間に屋上来るなんて」

「え・・・・・?颯真君、知ってるでしょ?」

「ん?何のことだ、俺は分からないぞ、愛唯さんの心が読めるわけじゃないし」

「あっあれ?」

俺が不思議そうな顔をしていると、それよりもっと不思議そうな顔をする愛唯さん

「ねっねぇ、レイレちゃん、颯真君って確か勇者になったんだよね・・・・・?」

「そのはずだけど・・・・?」

「なんで分からないのかな?」

「さあ・・・・・・、夢だったとかって思ってるんじゃない?ほら愛唯も最初は夢だ夢だーとか叫んでたじゃん」

「やっやめて、そういうこと言うの!」

ひたすらに一人で話している愛唯さん、どっどうしたんだ?まさか、幽霊と話しているのか?

これは余談だが、俺は幽霊の存在を信じている、俺自身心霊現象を受けたことがあるからな、金縛りだとか、知らない女性の声・・・・思い出すだけで怖いのでもう言わないことにしよう

「あっあのさ、颯真君!」

急に俺に話を掛けてきた

「ん?なに?」

「昨日・・・・・・、なんかドクターとかいう人に会わなかった?」

「ドクター?・・・・・・・ああ、夢でいたかなそんな人、てか何で愛唯ちゃん、俺の夢の人物名わかるの?」

「えっと、それは」

「もういいよ、愛唯、僕が話すよ」

「え!」

愛唯さんがいきなり驚いたと思ったら、愛唯さんの隣が眩しく光った、この光は・・・・!昨日見た光と一緒じゃないか!

光が少し落ち着くと、なんとも可愛らしい羽根をつけた生物がパタパタと空中に浮いていた

なっなにこの生物・・・・・・!

超かわいいんだけど!

「ふぅ、こうやって会うのは初めてだね、僕は愛唯のオペレーターアニマル、レイレだ!」

どうしよう、ツッコむところが多すぎて、逆にどこのツッコんでいいかわからない・・・・・

「あのーうんとなんだっけ、レイレ?お前はえっと、なに?」

「僕は愛唯のオペレーターアニ――――」

「いやそれは分かったから、お前なんて言う種だ?」

「僕は、ホワイトデビルミニドラゴンさ!可愛いだろ?愛らしいのが特徴の種なんだ」

自分で可愛いとか言っているやつ初めてみたは、しかも動物で

「・・・・あのよ、なんでドラゴンなんているんだ?ここは、地球だろ?」

「そうだよ、ここは地球だよ、だけど僕は他の星の生き物さ、もともととある惑星にいたんだけどね、勇者育成所に引き取られて、そのまま育てられたのさ」

「ふーん・・・・・、さーてこの夢はいつ終わるのかな」

「そっ颯真君?これは夢じゃなくて現実だよ?」

「そうか、確かに愛唯さんもリアルに再現されてるけどな、てか早くさめないかな」

「ほっほら!こうすればっ・・・・・・!」

いきなり愛唯さんが俺の頬を引っ張った

「痛い!痛い!・・・・・痛いってことは」

「そう!だから言ってるでしょ?ここは現実なの!」

「じゃあ待て!俺が昨日見た夢はあれは夢じゃなくて本当の事だったのか?なんかドクターとかいうやつに拘束されたのとかも?全部?」

「そうだよ、君はね、勇者になったんだよ!昨日でね、どう?これで分かった?」

「・・・・・まだ信じがたいが、とりあえず把握はした、で?何しに来たんだよ」

「統領から颯真君と一緒に、育成所に来てっていう指令が出たから、探しに来たんだよ?」

「というわけで、今から行くから、僕の近くに来て!」

「統領・・・・・ねぇ」

疑問に思いつつも、俺は言われた通りレイレの近くに歩み寄った

「じゃあレイレちゃんお願い」

「了解!ネットワークОK、勇者育成所との交信をします」

頭の中にノイズ音と共に、声が響いた

「認証開始・・・・・・・認証完了、勇者レイン、雨宮颯真、転送を開始します」

そしてもう一度ノイズ音が流れると、俺の目の前は真っ白に染まっていた

数秒間、なんか宙に浮いているような感じになっていたが、すぐに、地面らしきところに足がついた、やっぱり足がついていないと人間落ち着かないものだ

「さあ!ついたよ、ここが勇者育成所だ!」

レイレの可愛い声が耳の中に届くのを感じ、その後辺りを見回した、感想を述べると、なにやら、どこかのRPGの中に入ったかのような町がそこにはあった

フラスコの中に緑色の液体が入っている絵が大きく貼られた店や、剣と剣が重なっている絵が貼られている店、鎧や立の絵が貼られた店など、RPGの世界ではありきたりの店がたくさんあった、しかし、現実にはまずない光景を目にして俺は興奮を隠せなかった

「さあ颯真君!あの建物にいこっ!」

俺の隣にいた愛唯さんが指さす場所は、なんともどでかい建物だった、なんつーか威厳丸出しっていうか

その建物に俺たちは向かった

途中に、たくさんの勇者達とすれ違った、みんな、それぞれ違ったような武器や防具を身に着けていた、剣、大剣、弓、杖、ハンマー、ボウガン、銃、鈎爪等、どうやらたくさんの種類の装備品があるようだ

そんな風に、初めて見る世界をきょろきょろと探索していると、いつの間にか、目の前にどでかい建物が出現していた

「ここは大神殿っていうんだ!ここでは新しい勇者や、職業をかえたい勇者が来るところなんだ!君は今からここで、勇者としての名前、自分に合った職業を決めてもらうよ!」

レイレが言った言葉に俺は、なんだかハローワークみたいだなと心の中で思い、苦笑しながら、俺達はどでかい建物・・・・・・もとい大神殿の中に入っていった

神殿の中は真っ暗だったが、扉が、ドォオオンという大きな音を立てて閉まると急に神殿内が明るくなった

愛唯さんとレイレが歩き(飛行)し始めたので、後に続く、神殿の中は、今は人がいなく靴が床を叩くカツンカツンという音だけが響いていた

数百メートルはすすんだろうか、そのくらいの時に、愛唯さん達が止まった、俺も続いて止まると

「勇者レインよ、今日は何の御用かな?」

とてつもなく渋い声が神殿内に響いた

「ご無沙汰しております、大魔道士ジェミル、今日は私ではなく、私の隣にいる、新米勇者の職業と名前を決めに来ました」

恭しい態度に変わった愛唯さんは俺の説明を簡単にしてくれた

「ほう・・・・・・彼氏か?」

いきなりすごいこと聞いた来たぞ⁉このオッサン!

「ちっ違います!からかわないでくださいっ!」

必死になって拒絶する愛唯さん・・・・・・・・そこまで拒絶しなくても・・・・・・

「わっ私は構わないけど・・・・・」

愛唯さんが何か言ったようだったが、何を言っているか言葉として聞こえてこなかった

「ふむ、お主が新米勇者か・・・・・・名は?」

名はってことは、普通の名前でいいのかな?

「俺は雨宮颯真って言います」

「よろしい・・・・・・、さて颯真よ、お主はなぜ勇者になったのだ?」

え?・・・・・・・これって素直に本当のこと言っていいのかな、俺の理由って・・・・・

「特にありません」

だって・・・・・・ねぇ?

その言葉に唖然としていた大魔道士ジェミルは、数秒間は唖然としていたが、すぐに口元が緩くなって

「はっはっはっは!久しぶりに面白い奴が来たな!特にない・・・・・か!ふむ面白いのお前さんは!」

いまだに笑っているジェミルを隣にいた愛唯さんとレイレが驚いた様子で見ていた

「ジェミルさんが笑ってる・・・・・?私初めてみた!」

「僕もジェミルが笑っているのは初めてみたよ!」

そんなに珍しいことなのか?確かにこんな威厳丸出しみたいな顔をしたオッサンが笑っているのは珍しいかもしれないが・・・・・

「で、お前さん名前は何という?」

「いやだから雨宮颯真ですって」

「ジェミルさんが物忘れ・・・・・?嘘でしょ・・・・・・!」

いや、うん、まあ・・・・・人だから一応、あるんじゃないかな?

「では、本題に入ろうかの、颯真」

さっきまで笑っていたが、今度は威厳丸出しの大魔道士になっていた

「お主に今からいくつかの質問をする、正直に答えてくれ」

おおっ、なんかRPGっぽい!

「お主の母と恋人が連れ去られた、お主はどうする?」

・・・・・・やっべ、今一瞬思ったのがありきたりすぎるだろっていう、だけどこういうのって一番難しいと思うんだよな、どちらか・・・・・・、いやまて・・・・・・そっか!

「どっちも助ける」

これが一番だろ?だってよ、ジェミルはどっちをどうするとは言ってないからな、どっちもという選択肢もありなはずだ

「ふむ、では次だ、お主は世界最強の武器を手に入れた、しかしもうすでに戦う相手はいない、どうする?」

むっ・・・・・、難しいな、相手はいないんだろ?だけど使ってみたいよな、どれだけ強いのかっていうのを知りたい、うーん、なにかないか?あ・・・・・・・そうだこれだろ

「もとからその武器はないものとする!」

もともとないものを使おうっていうのはまず無理だろ?うし、こんなのでいいだろ

「ほうほう・・・・・やはり主は面白いの、では次の質問だ、お主の願いが一つだけかなうとしよう、お主は何を願う?」

願い・・・・・・か、そうだなぁ~、俺ってやっぱり普通すぎるからなここは

「優れた能力がほしいね」

「なるほどな・・・・・・、さて次の質問だ、お主が――――――」

その後七個の質問を受けた、全部で十個の質問だった、どれもありきたりの質問だったが、答えるのには苦労した、自分が思っていることをそのまま話すっていうのも意外に難しいことだ

「これで主への質問は終わりだ、少々待っておれ」

そういうとジェミルは煙のように消えていった

質問が終わり、すこし体を伸ばしていたとき

「お疲れ様、颯真君、質問の答えきいてたけど颯真君って面白いね」

微笑みながら俺に向かって声をかけてきた愛唯さん

「そうか?俺は自分の本心を全部言っただけなんだけどな」

恥ずかしさを紛らわすように、頭の後ろを掻きながら俺は言う、まあ、結構考えたりはしたけどな

「僕も聞いてて面白かったよ、君は勇者としての才能があるのかもしれないね!」

「どんな才能だよ」

苦笑をしながら俺はレイレにツッコむ、なんか勇者としての才能って変な感じだよな、現代社会にはないような職業の才能なんて、どんなのか分からないし

「待たせたな、颯真お主の職業が決まった」

後ろを振り向くとジェミル大魔道士がそこにいた

俺は緊張のあまりに息をのむ、だってたくさんある中の職業のどれになるかを決めるんだぜ?結構緊張するぞ

「お主の職業は・・・・・・・・「剣士」だ!」

「普通かっ!」

思わず突っ込んでしまった、だって!だって剣士だよ⁉なんか一線ずれんのかな?とか期待してたのに!なんなんだよ俺!何でもかんでも普通ってマジ泣きたいよ!

「なにごとも普通がいいのだよ」

「・・・・・・すべてが普通な人の気持ちがわからないからそういえるんだろうね」

「まあそれは、もう済んだこととして、次に主の名を決めよう」

済んだことにされたよ!・・・・・・だが何事もポジティブにいかねば、まぁきっと名前くらいはカッコよくなるだろ、どうせ厨二っぽい名前・・・・・・

「ノーマル・ザ・ノーマルなんていうのは―――」

「ざけんな!」

俺はセキズイ反射でツッコみを入れていた、なんだよノーマル・ザ・ノーマルって、普通って意味しか含まれてねぇだろ!しかも超カッコ悪いわ!

「冗談だ、主の名は、トイナ・ルマーノ」

トイナ・ルマーノか・・・・・・・なかなかいい名前・・・・・・・ってん?

トイナ・ルマーノ?トイナ・ルマーノ、トイナルマーノ・・・・・・トイナルマーノ←

「ノーマルナイトて」

思わず口にしてしまった

どんだけノーマルっていうのを入れたいんだよこの魔道士は!

「これも冗談に決まっておろう、本当の名前を言おう、ソウエン・リジェント、それが主の勇者としての名だ主もそれでよいな?」

俺は少し考えてからゆっくりとうなずいた

「よし、ではここに新たなる勇者は作るものであって作られるものではないソウエン・リジェントの正式な登録を許可する!」

その時だった、どこからか、優しい鐘の音が鳴り響いていた

そして今から俺の―――――いや、ソウエン・リジェントの物語が始まるんだ


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