第49話 小牧・長久手の戦い?
次は明日夜の投稿予定です。
『お~いぃ!まのん!オタ研合宿の費用は貯まったんか?
今週末だろ?』byキタのぽん
『貯まる訳ないじゃん。。。金欠だよぉ(悲)』byまのん
『バイトには行かへんのか?』
『めんどいなぁ……合宿、バックレよっかなぁ。。。。』
『部長がバックレたらあかんやろ!』
『だよね。。。嫌だけど、バイトに行くしかないかぁ~』
『でもさぁ。カネ婆の軍門に下るのはウザいよ(>_<)』
『今は我慢じゃ。。。』
『軍議で決めたやろ。
今は従う振りして、時が来たら寝首をかくんじゃ。』
『分かってるよ……あれ、トミさんからラインだよ。』
『トミさんって、モンペ食堂の?』
『うん……』
『どないした?まのん?』
『もう、豊臣カネ婆の横暴に耐えれない!
織田トミさんが一戦交えるから、味方をして欲しいって!
で、雑賀衆のヨネさん。佐々よし婆も同時に挙兵するって!』
『それ、チャンスちゃうか?』
『紀州で雑賀衆のヨネさん、越中で佐々よし婆が立てば、
豊臣カネ婆方を分散できるで!
やってみる価値はあるぞ!!』
『だね……やってみますか♪早速、今日行くわよ。』
『せやな。早い方がええなあ。』
『まずはバイト前にトミさんと軍議よ!』
そんなこんなで、
蒲田駅ビルのカフェで織田トミさんと軍議をしたんじゃが、
トミさんがまぁ~興奮して、よっぽどカネ婆の横暴が酷いんやろな。。。
『まのんちゃん聞いてよぉ~。カネ婆がね、NO1だからって、
勝手にお店のルールを決めたり、先輩である私たちに指図をして
顎で使うのよ!(怒)
店主の喜兵柄の爺はカネ婆の言いなりだし、もうホント我慢の限界なの!
でも、辞めても雇ってくれる所はないし……
徳川まのんちゃんだけが頼みなの!
お願い!私たちと一緒に戦って<m(__)m>』
『トミさん、今日って常連のまさじいや正二郎さんは来るかな?』
『年金支給日だから、来ると思うよ。』
『じゃあ、こっちの懐で戦えるわね。
トミさん。私がまさじい、正二郎さんたちを接客するから、
時間稼ぎをしてもらっていい?』
『分かったわ!勝算はあるのね。』
『向こうが手が出せないように、
最初は古参常連のお爺ちゃん達と籠城するわよ。』
さぁ!以前の軍議では臣従であったが!
一転、織田トミさんの要請に応えて、
豊臣カネ婆と一戦交える覚悟をした徳川まのん!
ここは戦場となる『昭和レトロ モンペ食堂』
別名:モンペキャバクラ
VIP席は豊臣カネ婆軍が抑え、
兵力(売上)で劣る織田トミ・徳川まのん連合軍は隅のテーブルで
モンペ食堂初期からの古参常連客を囲み、小牧城に籠城したのじゃ。
カネ婆軍が古参常連客を取り込もうと仕掛けて来るが、
寄集めのカネ婆軍が入れない話題で堅固に守りを固めていたのじゃ!
鹿児島出身、まさじいと西郷どんネタ炸裂!
『島妻の愛加那さんって気丈だよね。』
『そいでな、心の強か女じゃち思いもす。』
両軍が睨み合い、膠着状態になったんじゃ。
そのころ、紀州では雑賀衆のヨネさんが
酔っ払ったカネ婆方客の権蔵の介抱。
越中では佐々よし婆がカネ婆方の新規顧客:米蔵攻略戦に挑み、
各地で豊臣カネ婆方に反旗を翻したのじゃ!
その時じゃ!古参の店員でありながら、
早々に、天下人(売上NO1):豊臣カネ婆に寝返った
池田みつこ、森およね隊が最古参で常連客のまとめ役
ボッチ大好き:啓次郎爺に狙いを定めて、
中入りを仕掛けて来たのじゃ!
『まのん殿!中入りよ!啓次郎爺が危ないわ!』by斥候
『なんですと!啓次郎爺を落とされれば、わが軍は孤立無援!
おのれ!カネ婆軍!!!』by徳川まのん
『お富さん。我が隊はカネ婆軍にバレないように、
中入り隊に奇襲を仕掛けます。留守をお任せいたします。』by徳川まのん
『あい、分かったわ。ご武運を!』byお富さん
そして、見事に長久手で奇襲は成功して、
池田みつこ、森およねを討ち取った徳川まのん奇襲部隊は
カネ婆軍が気付く前に小牧城に帰還したのじゃ。
『お富さん、勝ったわよ!エイエイオー!エイエイオー!』by徳川まのん
『まのんちゃん!大変よ!大変よ!』byナツ婆
『ナツさん、どうしたの?』
『トミさん贔屓の五郎さんが攻略されて、
織田トミさんが豊臣カネと勝手に和議を結んじゃったの!』
『何ですって!トミさんがカネさんと結んだら、
私が豊臣カネ婆と戦う大義名分が無くなるじゃない!』by徳川まのん
「……ふぅ。合宿費はなんとかなったわ。
今日はこれでよしとしましょう。」
ーー徳川まのん軍、退却。
しかし、カネ婆との戦いは、まだ終わらない。
こうして、大義名分を失った徳川まのんは止む無く、
兵を引いたのであった。
《本日の勝敗》
豊臣カネ婆の戦略勝ち。
局地的戦いに勝利したまのんであったが、
一応大将の織田トミさんが攻略され、
戦う大義名分を失ったから。
戦乱の続く『昭和レトロ モンペ食堂』に安寧な時代は訪れるのか?
徳川まのんは抵抗を続けるのか?臣従するのか?
当作品はフィクションです。




