第32話 川中島の戦い 第一戦!?
『レトロモンペまのん』に変身して、
トミさんの為にもNO1の地位を取り戻すわよ!!
見てなさい!傲慢なおカネさんを、
ぼっこぼこにしてあげるわ!!
さぁ!威勢よく変身したまのん!
若さの勢いで先制攻撃かぁ~!!
『レトロモンペまのん』の登場を察したおカネさんは、
お爺ちゃんの輪の南側に座っている!
穴守稲荷の虎『武田 カネ』は千曲川の南側、茶臼山に布陣!
おっと!まのんはお爺ちゃんの輪に加わり、
北側に座ったぁ!!
オタクの龍『長尾 まのん』北側の妻女山に布陣!
*第一次川中島の戦い時は上杉ではなく、長尾を名乗っていました。
あれ?まのんのヤツ、また戦国コントをやるつもりか!?byキタのぽん
いざ!戦端を開くのは………
あれ?両軍とも動けへんやん!?
いや!ちゃう!動けないんや!!
両軍が本格的に衝突したら、相当な被害が出るから、
動けないんや!!
だが、局地戦が始まった……
「ねえ、今度また医療費が上がるんだってぇ~
まいっちゃうわね~」by武田カネ
「そうなのかい!?たまらんなぁ~」
「それにさぁ、年金だって引き下げでしょ」by武田カネ
「生活できねぇじゃねえか。。。」
(さぁ、長尾まのん!年金と医療費の話題に入って来れるかしら?)
by武田カネ
『おい!まのん!!押されとるやん!!!』byキタのぽん
『大丈夫。任せておいて!』by長尾まのん
長尾まのんが反撃に出たぁー!
「まさじい、この前ついに西郷さんのレプリカを買ったよ。」
「ほんてげな!まのんちゃん、ずぅーと欲しがっちょったもんね。」
*鹿児島弁はAIに変換してもらいました。
「うん。1万もしたんだよ。」
「おいが薩摩ん英雄じゃっでな!そらぐれすっど!!」
「今度はさぁ、西郷さんが最初に流された奄美大島に
行ってみたいんだよね。」by長尾まのん
(さぁ、武田カネ!鹿児島出身のまさじいとの西郷さんネタに
入って来れるかしら?畳みかけるわよ!!)by長尾まのん
「さくじい♪血糖値に効果あるから、モズクを追加しようよ♡」
(どうよ!熟年の健康知識!!)by武田カネ
ならば!!byまのん
「まさじい♪私、ポテチ食べたいぃ~♡お願いぃ~♡」
(どお!19歳のセクシー達磨攻め!!悠斗もメロメロになるわよ♡)
「ふん!まだまだ若いわね。経験豊富な私のスキルはこれからよ。
思い知りなさい♪長尾まのん!!」by武田カネ
お客のグラスが空きそうなら、本人よりも早く気付き!
「あらぁ~おかわりいかがぁ~?今夜だけは私に任せて♡」
其疾如風(その疾きこと風の如く)
お客に気付かれることなく、お代わりのグラスに差替え売上Up!
其徐如林(その徐かなること林の如く)
狙ったお客はすばやく怒涛のセクシー攻めで落とし
侵掠如火(侵掠すること火の如く)
カモになったお客の横は絶対、誰にも譲らず!
不動如山(動かざること山の如く)
これが私の風林火山よ!!
若輩の長尾まのんよ!いかに戦う!?
「ふん。笑止!天賦の才など、己のたゆまぬ鍛錬には及ばず!!」
by長尾まのん
焦らず、急がず、絶好の時を待つ!
『天の時: 時代の流れ、めぐりあわせ、チャンスなど、
天が与える機会を逃さないわ!』
ここ蒲田は天職のバイトに出会った地。
常連のじいに教えてもらって蒲田は知り尽くしているわ!
『地の利: 地形や地理的な有利さ、環境、場所の強みを活かすのよ!』
常連のお爺ちゃんにとって、私は初恋の人を彷彿させる存在!
心でつながった存在よ!!
お金でつながってる武田カネとは違うわ!!
『人の和:人々の団結、協力、チームワーク、人徳。』
私の武器は『天地人』。
さぁ、人心をつかんだ私と、いかに戦うというのだ!!
だが、両者ともに相手の会話に入れず、千曲川を挟んで動けず、
睨み合いが続いたのだ。byキタのぽん
するとその時!武田カネ軍に動きが!!
「あぁ!爺さんに晩御飯を作らなきゃ!あたし上がりの時間だわ♪
じゃあ、みなさぁ~ん♪あでぃおす♪」by武田カネ
(NO1らしく、黒塗りハイヤーで帰るわよ♪)
「えぇ?」byまのん
両者睨み合いの末、武田カネ軍が上がりの時間で引き上げたんやけど、
「お!わしも帰らんと、婆さんに怒られる!!」
と、常連のお爺ちゃん達も続々と帰ったのじゃ!!
「あ!わたしは病院の時間だわ♪」byトミさん
(おい!トミさんも帰るんかぁーい!)
「あ!年金をおろしに行かなきゃ♪」byヨメさん
「あ!ポチ(愛犬)に餌をあげる時間だわ♪」byよしばあ
と……常連のお爺ちゃん、店員のお婆ちゃんが続々と帰り始めて……
残ったのは、まのん一人♪
本日の長尾まのんvs武田カネ 第一次 川中島の合戦
引き分けぇ~♪
*主力の直接対決が無かったから。
結局、時給2000円。お爺ちゃんの奢りではなく、
ふつーの賄いを食べて帰ったまのんであった。まる♪
「くそぉー!カネばあ!!悠斗......help.......」
「あれ?悠斗からラインだ。」
『香純ちゃんとご飯を食べに行くから、遅くなる。』
「なに?なんだとぉー!悠斗!!お前......
別にいいわよ。私は将来、三澄君と結婚するんだから!
ふん!!!(怒)」
当作品はフィクションです。




