第13話 おいしいバイトをゲットだぜ♡
今日、私はとっても機嫌がいいの♡
なぜなら!今日は定食屋でバイトの日♪
なんで、バイトなのに機嫌がいいっかって?
もうすぐ分かるわよ♪
働くのはめんどくさいけど、見返りがあるの♡
それに、今日はあの神様に私の願いを伝える日。
絶対!叶えさせるんだから!!
願叶え神様。逃がさないわよ!!
憂鬱な授業も楽しみなバイトのお陰で、難なくクリア♡
サークルは部室でポテチ食べながら、雑談してと♪
さぁ!バイトに出陣よ!!
今日も食べるわよぉ~!!! ←バイトで食べる!?byキタのぽん
バイト先は蒲田の定食屋『喜兵柄』
金欠の私がオタ活を継続するには、
最低でも月3万円のバイト収入がmustなの(泣)
なぜ、わざわざ遠く離れた蒲田の定食屋でバイトだって?
大学入学早々にバイト先を探したんだけど、
100戦100敗!
カフェも塾もファミレスも居酒屋も清掃もホテルも工場も
ぜぇ~んぶ不採用!!
どんだけ人を見る目が無いねん!!
このまのん様を落とすとは、失礼千万!!
いや!その人らは見る目があるなぁ~
なのになんで、わしはまのんを選んでしもたんや(泣)
くそぉぉぉ!! byキタのぽん
あんたが見る目が無いだけでしょ~このポンコツ!!
じゃなくて、逆!逆!
ぽんこつの割には、私を選ぶなんて見る目があるわねぇ~♪
でね、羽田空港のバイト(即落ち)面接の帰りに蒲田の定食屋で偶然、
バイト募集の張り紙を見付けたの♪
喜兵柄って名前の愛想が悪そうな頑固じじぃが一人で営んでいて、
時給は安いし、嫌な感じがしたんだけど、
昼時なのに暇そうだったから、こりゃ暇でいいや♪って、思って、
「すみません!バイトはまだ募集していますか?」って聞いたら、
あのじじぃ、振り向きもせずに、
「どうせ、あんたもすぐに辞めるんだろ!とっとと帰れ!!」
って、言いやがったのよ!
でもね、ふっと振り返って私を見た瞬間ね。
「み、美代ちゃん!!」
「はぁ!?違いますけど。」
「合格!採用!!時給50円upするから、せひ働いて!!!
お願いだから、辞めずに僕と一緒に働いて♡」
「えぇ!?いいんっすかぁ!?時給up忘れないでよ♡」
「ただなぁ……。一つだけ条件と言うか、頼みがあるんだが、いいか?」
「言ってみそ(立場逆転なのだ!)」
「ここでは、髪型は三つ編みにして、モンペを履いて働いてくれないか。」
「なんのコスプレなのよ!?」
「コスプレ?それは知らんが、恥ずかしい話、
お前さんはわしの初恋の美代ちゃんに似てるんだよ。
まん丸メガネを掛けて、三つ編みでモンペの似合う子じゃったんだ。」
「ねえ?モンペって何?」
「ここにあるから、履いてくれるか?」
なんで、この時代にモンペがあるんかぁいぃ?
でね、モンペに着替えて三つ編みにしたら、
その喜兵柄爺ちゃんがね、涙を流して喜んでね。
その日から、その格好で働くことになったのよ。
『時給1200円+交通費実費+賄い付き+ヒマ♡』
いい条件でしょ♪
だけどさぁ~暇だったのは最初だけなのよ。。。
当作品はフィクションです。




