第12話 オタ研の新部室ぅ♪
憂鬱だったコスプレイベントが一転!!
私にとってパラダイスイベントになったの♡
うひっひっひっひ♡
私はもう!ポテチ&コーラには一生困らないのよ!
見て!このポテチ&コーラにおやつの数々!!
全部、夢ちゃん推しの貢物♡
私が夢ちゃんを演じる限り、オタ活のお供には困らないの♪
さぁ、夢ちゃん推しの皆の者!私に貢物を持って参れぇ~♡
するとね。SNSを見ていた悠斗が言うのよ。。。
「なあ、まのん。これ、まのんのことじゃないか?」
「なんだよぉ~、人がいい気分の時に。」
「これこれ、Wの書き込みだよ。」
『夢ちゃんはこんなに強欲じゃないぞ!!』
まのんに右ストレートが入ったぁ~
『なんだ、このなんちゃって夢ちゃんは!』
まのんに左アッパーが入ったぁ~
『夢ちゃんはダイエット中だぞ!ポテチなんてありえん!』
まのんに右フックが入ったぁ~
『夢ちゃんほど、可愛くない!』
まのんに右ボディーが入ったぁ~
『夢ちゃんを愚弄するな!!』
まのんに左フックが入ったぁ~
『おらのポテチ返せ!!』
まのんダウン!!
『私のコーラ返してぇ~!!』
カン・カァーン・カァーン!!
まのん、TKO負け!!
「おい!まのん大丈夫か!?」
どこにあったのか?まのんが丸椅子に座って遊んでるのだ。。。
「へへ、燃え尽きましたわ。真っ白にね………」
「真っ白って、まのんは腹黒じゃねぇえか!?」
「悠斗………おめぇ………(怒)」
「ほぉ~反論できるなら、400字詰め原稿用紙3枚以内で
反論文を書いてみろよ!!」
「書いた!」
「はや!」
「なに?なに? 『反論ございません』………
珍しく素直に認めるんかぁい!?」
「だって、私の人生でこんな
ラッキーポテチ&コーラなんてあり得ないもん。
今までのパターンだと、
調子に乗った分の10倍以上は天罰が下るのよ。
あぁー全部返品したい。。。」
「まのん、大丈夫だって!こんな人もいるぞ!!」
『みんな、何を言ってるんだ!
この夢ちゃんは見た目だけじゃなくて、
俺たちの為にキャラも最大限、
寄せて演じてくれた神だぞ!!』
『そうだよ!!ポテチやコーラくらい、
いいじゃねーかぁ!!ケチくさいなぁ。』
「だろぉ~、さあぁ~ってとぉ、カルバゲームでもやっろぉ♪
悠斗ぉ~ポテチとコーラ持って来てぇ~♪
おめぇ~勝手に食うなよ!」
待ってろぉ~腹黒まのん!!天罰は必ずやってくるのじゃ♪
byキタのぽん
「食わねぇよ!もう寝る!まのんも早く寝ろよ!
明日は1限目からマーケティング理論だぞ。
それに、明日から部室が貰えるから忙しくなるぞ!」
「あいよぉ~これやったら寝るよ。」
それでね。今日は大人しく寝たのよ。
あぁ、マーケティング理論ヤダなぁ~
聞いたことも無い言語の読み聞かせみたいで、
訳が分からないのよ。。。
どこの誰やねん!授業の出欠管理アプリを作ったんは!?
お陰でサボったらバレるじゃん!
裏は飯屋ぁ~
パパ、ママの時代が羨ましいぃ!
点呼式で友達に代弁してもらったんだって。
~ 翌日、大学なのだ ~
はぁぁぁ。。。マーケティング論も経営論も簿記も………
全部やだぁあ!!
あれは、子守唄よ!! ←いや、講義でんがな!!
必死で睡魔に耐えて、
今日は、オタク文化研究サークルの新しい部室へ入居よ♡
悠斗と一緒に大学事務局で鍵を貰って♪
いよいよ!ご開錠ぉ~♪
ピッカ♪ピカ♪の新築ルームよぉ♡
大学でもポテチとコーラ片手にオタク三昧なんて
マジ神!!
よくやった!!悠斗♡
ガチャ!「あれ?」
バタン「間違えたみたい。」
「まのん、どうした?」
「部屋を間違えたみたい。」
「ここであってるぞ。」
「だよね。」
ガチャ!
「あぁ~夜空のごとく、漆黒の闇が逆に綺麗だわぁ~
そして、もう備品とか搬入してくれたのねぇ~
秋の夜長のような虫の囀りが心地いいわぁ~♪
ってか!ここ倉庫じゃねぇかぁ(怒)!!」
「そうだぜ。言わなかったっけ?
今は空き部屋が無いから、倉庫ならいいよって言われて、
この荷物は各部が引き取ってくれるってっさ。」
「ちょっと電気をつけてよ!」
「まのんの上だよ。」
「今の時代に裸電球ってあるかぁ!?この校舎は平成築でしょ?」
「まあ、部費でLEDを買うしかないな。部室があるだけマシだよ。」
「まあね。学食でゲームしたり、マンガ読んでたら、
白い目で見られたもんね。。。」
「で、まのんが黒い目で見返して、
向こうは二人目が白い目でまのんを挟んで
まのんが黒い目から白い目に裏返されたもんな。
で、まのんの負け♪」
「それ、オセロやないかぁいぃ!!」
「悠斗先輩、まのん先輩♪早いですね~ここですか!?新しい部室………
部室と言うか倉庫ですね。」by香純
「よっしゃ!全員揃ったところで、荷物整理からしますか!
ゴラァ!!まのん、どこ行くねん!部長だろ!!」by悠斗
「いえぇ~違いますのよぉ~私はリコールで部長を解任されましたけど~」
「リコール!?そんなもんねぇーよ!!」
「“まのん”の“まのん”による“まのん”のためのリーコールで成立したのよ!」
「まのん先輩!遊んでないで、ちゃんと働いて下さい!
労働は『オタ研 憲法』で定められた部員の義務ですよ。
義務を果たしてください!!」by守乃
「はぁい。」
そんなこんなで、他部の荷物は引き取ってもらって、
厳蔵にヨドヤバシ電気でLED蛍光灯を買ってきてもらって、
大学から不要な椅子やソファーを貰って、
なんとか体裁を整えたのよ♪
さあ、オタク文化研究サークルの歴史はここからよぉ~♪
『今回もわしの出番ないやんかぁ!』
『とか言いながら、守乃ちゃんに会いに来るのはやめろ!!
あんたの出番は明日なんだから、待ちんしゃい!』
当作品はフィクションです。




