第10話 まのんもコスプレ?
守乃ちゃんは『ブラック天使のさざなみちゃん』
彩夏ちゃんは『きゅんきゅん乙女のハヤト』のコスプレ
守乃ちゃんの巨乳は作り物(パッド5枚)、
彩夏ちゃんの巨乳は天然物と分かり、
巨乳論争がやっと落ち着いて、みんなで写真を撮っていたら......
守乃ちゃんと彩夏ちゃん目当てのカメコさんが集まって来て、
ちょっとした撮影会になったのよ。。。
守乃ちゃんはカメコさん10人?
彩夏ちゃんはカメコさん30人?に囲まれて、
人数的には彩夏ちゃんの圧倒的勝利.........
ってな訳で、守乃ちゃんが嫉妬でキレる前に、触らぬ神に祟りなし!
「逃げろぉ!!」っと思ったぁ~らぁ。。。
カメコさんの一人から、私が話し掛けられたのよ。。。
「『この世にブスなんていない!!』の夢ちゃんですか?」
「なぁにぃ~!誰がブスですって(怒)!アン(怒)!!」
「え?レイヤーさんですよね?」
「ほぉ~私が、見た目に自信がなく、
地味で目立たない女子高生に見えますかぁ~(怒)!?」
「はい!見事にブスの夢ちゃんを完璧に再現されています!
顔立ちはもちろん →ハンマーがまのんの頭をパコーン!
地味でダサい服装とか →パコーン!
ぼっさぼさの髪とか →パコーン!
昭和のメガネとか →パコーン!
ぽっちゃり具合とか →パコーン!
非モテ女子感とか、 →パコーン!
えっとそれと! →まのんが地面に突き刺さったぁ!!
まだまだありますよ~完璧なキャラ表現ですよ!!」
まのんが地面から、はい出てきて
「てめぇ~しばくぞぉ!!」
「そう!それです。反応も完璧!
キャラになりきってるじゃないですか!!」
「これはコスプレじゃねぇ!普段通りの私だぁ!!」
「リアル『ブスの夢ちゃん』じゃないですか!!
ぼくの推しキャラなんです!!
SNSに載せたいんで、一緒に写真を撮っていいですか?」
「だから、コスプレじゃねぇ!っつてんだろ!」
「凄い!!ここまでキャラになりきるレイヤーさんは初めてです!!」
「もぉ!違うってばぁ(怒)!!」
「まのん先輩。やっぱり、『ブスいない』の夢ちゃんを
意識してたんですかぁ?」 by香純
チーン! まのんにトドメを刺したぁ!!
「やっぱり、そうなんですね!!写真お願いします♪」
「はい……私は夢です……」
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
「はやい!夢ちゃんで検索したら、もうWに載ってる!!
『夢ちゃん推し!サンシャインシティーへ集合!!』ですって。」by香純
「なぬ!?」byまのん
「あぁ?あれ!!」by悠斗
どぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉ
どぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉ
どぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉどぉ
夢ちゃん推しの集団が大挙して襲ってきたのよぉ!!
「あれ、やばくない?」by香純
「夢ちゃん。いや、まのんさん!逃げましょう!!」
っと、男性に手首をつかまれて一緒に逃げたの♡
これって、もしかして♡池袋ラブストーリーの展開!?
「きゅん♡きゅん♡王子様登場!?」っと思ったら。。。
厳蔵かぁぁぁ~いぃ!!
ゴラァ!!『まのんランキング』1億1千5百万45番の男が
私の手を握るんじゃねぇ!!
「ゴラァ!!その役目は俺だぞぉ!厳蔵!!」 by悠斗
あれ?悠斗君はそうなのか?もったいねぇ!!byキタのぽん
「ちょっ、ちょちょっとぉ~みんなどこに行くんですかぁ!!
置いて行かないで下さい!!
刑法第218条 保護責任者遺棄罪ですよぉ!!」by守乃
「コラコラ!僕たちを置いて行くんじゃないよぉ!」by彩夏
まのん。諦めろ。
夢ちゃんになり切るんじゃ(笑)byキタのぽん
『ぽんこつ。覚えとけ!!』
当作品はフィクションです。




