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第九章 美奈子の異変、英一惑わす美人現場主任の告白

この章で触れた楽曲、演奏者

■ライク・ア・バージン/マドンナ

「隆さん、そのステップ、ちょっと古いんじゃあないの」

「そうよ、今風じゃあないわ」

「そうかい、二、三年前に赤坂ムゲンで踊ってた女の子たちに教わったんだけどね」

「いやだあ、ムゲンだって!ちょっと古いわね」

 マドンナの「ライク・ア・バージン」で軽快に踊る女子たちであった。

 1985年、象のロゴマークに親近感の湧く「マハラジャ」で、ボデコンの女の子たちに囲まれながらちょっと馬鹿にされても気にせずに踊る隆と英一。なお、ムゲンは2年後の1987年に閉店した。


 パガンの寺院プロジェクトも順調に継続していたこの年は、バブル景気のスタートと言える時期であった。隆と英一は、世の中の高揚感につられ、得意先の若い女性スタッフ達と赤坂や六本木のディスコで踊りまくっていた。


 しかし、三年前のパガンでの美奈子との幸福感に浸った日々とそのあとの悲しい別れを引きずっていた。いつまでも引きずっていてはならないと思いつつも、心から消えてなくなることはなかった。


 その美奈子は、タイで夫と離婚することの話に決着がつき、まもなく帰国した。離婚に至るまでは、かなり精神的に落ち込んでいたが、美登里のフォローもあって離婚後は時がたつと精神的に安定してきて読書三昧で暮らしはじめていた。


 しかし、帰国後しばらくして体の異変を感じ、何かの病気かと思い診察を受けた病院の医師は、妊娠という思いかけない事実を言い渡した。

 元夫の子ではないことはハッキリしている。パガンで隆と一時の幸せを味わってから三ヶ月ほどのことだった。


 美奈子は親友の美登里にこの事実を打ち明け、相談に乗ってもらった。

「なに!美奈ちゃん、それ、旦那の子?もしかして隆?」

「隆なのは間違いないわ。パガンで三日間隆と愛し合ったから」

「ええ、そうなの、それはすごいわね」

「その時は、あまり余計なことを考えずに、隆との時間を幸せに過ごしたのよ。幸せだったの。でも、妊娠は全く予想外なの」

 美登里も簡単に方向性を決めるようなことを言えるわけではないので、とにかく体調を崩さないようフォローすることとした。


 美奈子は、美登里との相談を参考にして散々迷った上で、一人で育てる覚悟で出産することを決めたが、隆には、知らせないことも決めた。そして、体に注意しながら仕事も続け、淡々と日々の暮らしを続けていたのだった。


 しかし、出産予定日の3か月前に流産をしてしまった。

 しばらくは悲しみの日々を送っていたが、ここでも美登里のフォローが美奈子の気持ちを落ち着かせるのに大きな役割を果たしていた。


「美奈ちゃん、残念ね、せっかく出産を決めたのに、こんな事になるなんて。とにかく体を大事にしてね」


 暫くして美登里は、この流産をしてしまったことで状況は変わったのだから隆に教えた方がよいとアドバイスした。

「もう流産してしまったのだから、一応隆の子を宿したことは彼に伝えたらどうかしらね」

「そうね、でも、今更言っても仕方ないし、彼の家庭に波風を立てたくはないわ」

 美奈子はやはり教えないことを選択した。



 このバブル景気は、隆や英一の仕事に大きな影響を与えた。

 隆は、デザインや写真の仕事の依頼が増え、少しは余裕のある生活ができるようになった。車も少し奮発してスバルのレオーネの四駆車に乗り代え、香音と共に雪のある地方にドライブに行ったりしていた。スバル独特の水平対向エンジンの心地よい排気音は、一定速度が続く夜間のドライブや高速道路では運転者に陶酔感をもたらすこともある。



 英一は、出回り始めたパソコンに大いなる関心を持ち、高価であったが購入した。他の事務所でも導入は珍しく、さきがけであった。ウインドウズ登場前のMS―dos版で機能は限られていたが、設計などへの活用を徐々に進めていった。

 また、組み込み済の表計算ソフトを使って建築事務所用のシステムを開発し、この取り組みは後々まで続け、それなりに成果をもたらすことになる。


 隆もこの先進機器に大いに興味を持ち、英一の事務所で英一に教わりながら操作を試みた。初期の頃なのでまだまだ初歩的ではあったが、写真を取り込んだり加工することができることに夢中になった。


 隆は、英一がこのバブルが始まったタイミングで病院の設計という大きな仕事を獲得したことについて英一にそのいきさつをたずねた。

 英一は

「ある日、保有する敷地のブロック塀が区の検査で危険と判定されたので、正しい施工方法で安全な塀に作り直したいと訪ねてきた人がいたんだ。日本にある多くのブロック塀は建築基準法に合致してないのがほとんどなんだ。この区の検査ではかなりの塀が危険と判定されたんだ」

 しかし、適法な塀に作り直すという所有者は稀な方だ。そんな依頼に対して英一は

「そこで、お手本になるような塀を設計し、業者に施工させた。この時の俺の真摯な態度が気に入られて、この依頼者から幾つかの設計依頼を受けたんだ。そして大きな病院の設計の仕事の受注もできたんだ」


 十億円を超える建設費で、設計料は五千万円となる。構造や設備を外注しても二千万円の報酬となり、英一の事務所の経営には大いにプラスになった。


「隆、今回は事務所始まって以来の大型契約だ。院長は、よく俺に任せてくれたよ。しっかりと設計するよ」

「英一、良かったよな、こんな大きな仕事取るなんて、最高だね。俺もできる限りの協力するからな」


 英一は、パース(完成予想透視図)の作成を隆に依頼するようになった。まだパソコンで製作は出来ないので、英一から透視図法や彩色方法の要領を学んだが、絵を描くのは得意なのですぐにマスターし、戦力になった。

 写真の仕事は収益が少ないので、隆もこの仕事は大助かりだった。

今なら3Ⅾソフトのモデリングでリアルなパースが作成出来るが、英一の購入したこの時代のパソコンではまだまだで、二〇年ほどは待たなくてはならない。完成予想図のパースはすべて手書きだったのだ。



「隆、今度思い切って事務所を少し広いところに移すんだ。俺が設計したビルなんだ。」

「そりゃあ、おめでとう。家賃高いんじゃあないの?大丈夫かあ?」

「ああ、一応、仕事も順調に来てるので、スタッフも増やしたから広いスペースは必要だし、営業的にも自分の設計したビルの中に事務所がある方がベターだしね」

「そりゃそうだね。バイトの女の子も可愛いらしいそうだから、おれもちょくちょく顔出すよ」

「ああ、女の子たちの仕事の邪魔しないでよ」

「どうも、英一好みのタイプばかりらしいじゃん」

「鋭い幸代にも指摘された。あたっているんだよ。でも、変な気は起こしてないよ」

 幸代は、英一の好みは百も承知なのだ。



 英一は、自ら設計した三田の8階建てのビルの一フロアを貸し切って事務所を移設した。スタッフも建築士や自分が講師を務めるデザイン学校の女学生アルバイトを含めて三人ほど雇用した。

病院の設計での高額の設計料を受け取ったのだが、じつは経営的には安泰ではなかった。背伸びした事務所体制の維持は少しずつ負担が増え、信用金庫が安易に大口融資に応じてくれたことが、更に表に出ない問題を蓄積していったのだった。


 住宅設計の依頼が来ると、自分が理想と思える耐震性があり、使いやすく単なる見栄えの良さではない本当のデザインを追求した建物を作ることに注力した。東京だけでなく関西でも数件の実績を残した。

しかし、遠方の現場では交通費などがかかるが、依頼者の予算を考慮して設計料をしっかり請求できないことから採算性が悪くますます経営にはマイナスとなった。


 英一と隆は、バブル景気で浮かれていていいのだろうかという一抹の不安の中、英一の事務所の抱える厳しい状況や問題などを東中野のなじみの居酒屋で飲みながら話すことが多くなった。航空機を利用してビルマ訪問を続けているので、日航機の御巣鷹山での遭難も驚かされた。


 英一はそんな中で、事務所経営に隆も参加してくれるように頼んだ。隆も、デザイン事務所としての運営が不安定なので、英一の事務所スタッフとして力を合わせて進むこととした。



 1986年の夏に関西在住の大倉さんという実業家から自宅兼賃貸事務所ビルの設計の仕事の引き合いがあった。

「風間さん、そんなに耐震性を重視しなくてよいですよ、関西では大きな地震が起きたことはないんですから」

 高齢の依頼主は自分の生涯の中での経験からここ百年位の間に地震が起きてないことからの根拠のない思い込みなのであった。


「カール・セイガン」のコスモスでは、地球誕生からの四十数億年の長期的視野で地球に起きる様々な変化を観察すべきというような趣旨のことが書いてある。地球では何が起こるかわからないのである。たった百年程度のサイクルで判断してはいけないのである。


 英一は、依頼者にそうは言われても耐震性の手を抜くことはしなかった。そのおかげで、十年後の1995年に起きる阪神・淡路大震災ではこの建物は倒壊せず、大きな損傷も受けなかった。


 別件だが、設計業務の受注で競合したある施工業者の「設計料が無料」という甘言に惑わされて「この業者には問題がありそうだ」という隆と英一の忠告や説得を聞かず、英一の事務所に設計依頼を行わなかった大阪のとある建て主がいた。結局この業者の施工は欠陥があり、この地震で倒壊してしまった。この建て主は進言を無視したことに後悔したことを後で聞かされたが、むなしさが残る二人だった。


 地震からしばらくたって英一と隆は現地を訪れ、関東大震災以来の日本に起きた大地震の破壊力に声が出なかった。また、地震動による破壊だけではなく直後に発生する火災の恐ろしさもその目で見て実感したが、自らの設計における耐火性の重要さを再認識した。



 この大地震は、関西以西では大きな地震が起きないということを信じていた人たちに衝撃を与えた。周囲の建物が倒壊した中で、生き残った建物の所有者は英一の見識を高く評価しテレビ取材で感謝を述べた。当然、多くの設計の依頼が舞い込んできたのであった。


 今回依頼されたこの建物は大倉ビルと仮名称が付いた。設計が終わり、数社の施工会社の審査から、中之島建設に決定し工事が開始された。現場監督は高山という男性が就き、その補助に「鮫島香織」という新人女性が副監督となることになった。

 この副監督は大学の建築科を卒業後この建設会社に就職した新人で、隆と英一は、施工者の関係者の初めての顔合わせで、建設会社の佐藤社長から

「鮫島は、経験は浅いがまじめで熱心な社員ですよ。知識もあり施工図も自ら書けますよ」と紹介された。

 英一は、珍しい女性の現場監督にやや不安を覚えたが、初々しく、張り切ってこの職場で働こうという意欲を感じ、話を聞くうちに心配が消え失せた。香織という名前も清楚でさわやかな雰囲気に合っているなと感じていた。

 高山監督は他の現場と兼務していて大倉ビルの現場には香織が専従することになったので、英一は打ち合わせや質疑応答などは香織とやり取りをすることになった。


 工事が始まると英一は週一回定例会議と現場確認のため新幹線で大阪に通った。隆もデザインに関する助言や現場状況の撮影で、数回に一回は英一に同行した。


 隆は、英一が大阪出張を楽しそうにしていることの原因が香織にあるのではないかと推察した。

「英一、お前、鮫島さんのこと気に入っているのかい?」

「ああ、彼女は珍しい女性監督だが、仕事熱心でまじめで、生き生きとしていて、仕事していて楽しんだよ」

 タイで遊んだとき以外は、奥さん以外の女性に興味を持つことがなかった英一が、そんなことを言うのを隆は初めて聞いた。自分のことを棚にあげて妻子ある身で他の女性に興味を持つのは大丈夫かと、少し心配になった。

「英一、俺が一人前のことは言えないけど、あまり深入りするなよ」

「うん」


 一方、香織も第一線で活躍する好男子の優秀な建築士で、毎回の会議での適切な言動などから徐々に英一に心を奪われていった。

 英一は、彼女の気持ちを感じつつ、仕事ぶりの良さから香織と会うことが楽しくなっていくのであった。


隆は、英一と香織の仲が深くなっていくことを心配して話を聞いてみる。


挿絵(By みてみん)



「この大倉ビルは、鉄骨造なので原寸検査が必要で、工事開始から二ケ月ほど経過したある日、鉄骨製作工場での検査の時期となったんだ。工場はかなり遠い和歌山の郊外の近くに温泉があるような場所だったんだが、高山主任が多忙で、検査は俺と鮫島副監督の二人で行くことになったんだ。俺は、嬉しかったね」

「そりゃあ、嬉しいだろうね」

「検査終了後は工場側が用意した温泉宿に宿泊することになって、香織は私服に着替えて俺とともに宿に向かったんだ。いつもの作業服ではない姿は新鮮で、俺は香織を女として大いに意識し、少しばかり胸がざわつくのを覚えたんだ」

「それで?」

「香織の方も俺と温泉宿に泊まるということが嬉しかったと思う。その晩、彼女は俺の部屋を訪れてきて、思い詰めていた心の内を打ち明けてくれたんだ。『風間さん、私、あなたは私の心の中で大きな、大きな存在になってしまったの。奥さんやお子さんがいることは判っているけど、理屈では分かっているけど、どうしようもないの。せめて今晩だけは私の英一さんになってくれませんか』て言ったんだ。おれは、『ああ、そうなのか、俺も鮫島さんのことは好きだよ。仕事熱心で、とてもやさしくて、君のような素晴らしい人は見たことないとは思っていたんだ』と答えたんだ」

「ああ、そんなやり取りがあったのか。そんなこと言われたら俺も過ち犯しちゃったかもしれないな」と隆。

英一は、

「おれは、それ以上は何も言うことはできなくて、黙って彼女を抱きしめた。そして愛の一夜を過ごしたんだ。美しくて女としての魅力に満ちたその晩の香織なんだ。その告白に心を揺らされ、抱かずにはいられなかったんだ。東京の妻幸代の顔が浮かんだけど、それでもこの誘惑を断ち切ることはできなかったんだ。距離があるということは、罪悪感を薄めてしまうのかもしれないね」


隆も人のことは言えた立場ではない。

「俺は、なんて言って良いかわからないけど、奥さんが悲しまないか心配だ」

「ああ、それは、俺も悩むんだ。大阪に行ったときには女房のことは忘れるんだ」

「しかし、英一、仕事に支障は出ないのか心配だな」

「ああ、それは心配ないと思うよ」


 そんなことを聞いたしばらく後の工事も進行していたある日、隆は英一の深刻そうな様子を見て英一に尋ねた。


「英一、どうしたんだ」

「ああ、ちょっと現場でトラブルがあったんだ。鮫島さんが問題を起こしたんだ。大倉氏が自宅の内装の仕上げ材のことでこだわっていて、床材のショールームに同行してサンプルを比較して吟味して決定したんだけど、その材料のことで問題がおきたんだ」 


英一は事務所オリジナルの「色彩計画表」に決定した床材の材質や製品番号を記載し、現場定例会議でそれを提出した。


「先日の現場確認で施工中の床材だけど、俺が一カ月前に渡した色彩計画表と違っていたんだ」

「あの計画表か?あれは俺もアドバイスした材料を書いたけど、表としてよくできてたよね」

「高山主任はその計画表を鮫島さんに渡して材料を発注するように指示したらしいんだけど、鮫島さんが番号を間違えたらしいんだ」


香織は温泉宿の一夜の一時の幸せと、英一への思いが吹っ切れずにいることでの不安定な心理的状態から、ミスを犯してしまったのかもしれない。


「鮫島さん、床材が指定の物と違っているよ、どうしたの!」

「ええ?そんなはずはないですけど」

 香織が、番号を読み違えて発注してしまったのだった。

 このミスは大変なことになった。

「あの床材は大倉オーナーが吟味して選んだものだから、このままというわけにはいかないよ」


「あの几帳面な鮫島さんが間違えたのか?そりゃあ、本当かい?信じられないね」

隆は、仕事ぶりで高く評価していた香織のミスは、単なる仕事相手ではない英一にとってかなりショックだっただろうと心配した。

 

香織は大変なことをしてしまったと、真っ青になった。正しい床材を発注し施工もやり直さなければならない。費用も発生し工期も伸びる。

英一は、震えている香織を何とかフォローしたいと思ったが、工事監理者としては、厳しい指示をしなくてはならない。

「俺は、そもそも現場責任者は高山主任じゃあないか、鮫島さんばかりに責任を押し付けるのは、おかしい。高山主任も目を通しておくべきだっただろうと言ったんだが、言っても問題は解決はしないんだ」


佐藤社長は香織を叱責し、英一の指示通りにやり直し工事を行うことを決めた。

英一は大倉氏に事情を話し、佐藤社長を交えて善後策を提案した。

工事は一ヶ月ほど遅れ、契約に従った遅延金も支払わなくてはならない。

「英一、お前はかなり辛いんだろうな」

「そうだよ、沈み込んだ鮫島さんを見るのはつらい。でも立場上から責任をハッキリさせないといけないんだ。私情を挟んだことを言うと社長に勘繰られるしね」


 香織は責任を感じながらも逃げたりはせずそのまま仕事を続け、工事を完成させた。完成したビルは何ら問題なく公的な完成検査も通過し。やや遅れたものの大倉氏への引き渡しも無事に済んだ。


 その後、隆は、完成写真の撮影のために英一と現地に出向いたが、香織が出迎えて案内してくれた。隆からみて、出来栄えは素晴らしかった。隆は香織に声をかける。

「鮫島さん、ご苦労様。ちょっと問題があったかもしれないけど、この完成したビルを見たらあなたの仕事ぶりは十分に素晴らしかったと感じますよ」

 香織は、

「ありがとうございます。お二人にはいろいろとご心配おかけし申し訳ありませんでした。完成写真を楽しみにしています」

 

隆と英一が香織を見たのはその日が最後だった。

 英一は、トラブル発生から完成までの間。何とも言えない苦しさに毎日を過ごしていた。そして、工事完成後、香織は退職し、英一の前から姿を消した。



 寺院プロジェクトで再びパガン調査計画の打合せになると、話題が美奈子のことに移る。バンコックで別れてから五年ほどたつが、彼女は夫との関係をどのように清算したのだろうかと心配をしたり、三人でパガンのパゴダを巡った時の小さな冒険を思い出して懐かしんだりした。美奈子の妊娠や流産を知る由もなかった。


つづく

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