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iPSってチートだよね?  作者: 一秋
専属メイドは選り取り見取り
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風呂上りは……?

風呂上りの一杯は格別ですね

 湯船から出たカネルは当然のようにビチャビチャのまま脱衣所に行こうとした。


「待て待て! 風呂場で体の水分を拭き取ってから出ないと脱衣所が濡れるからな?」


「そうでふね、わかりました。ご主人様」


 仕方がないので、タオルを使ってカネルの体を拭いてやる。


 一見細身で柔らかに見えるが触れると柔らかさの奥に鋼のような筋肉を感じる。


 俺も手早く自分を拭いて脱衣所へ行く。


 カネルにバスタオルを巻いてやり、

「風呂上りには定番の儀式がある。入浴で失った水分を補給しなければならない」


「はい。ご主人様」


 俺は冷蔵庫からスポーツドリンクを2本取り出して1本をカネルに渡す。


「仁王立ちで腰に手を当てて一気に飲む!」


「ふぅ~ 染みわたるでふね」


 小さ目のペットボトルだからすぐに飲み終わる。本当は瓶の牛乳かコーヒー牛乳が望ましいが、不便な島では買い物に行かないと飲めない牛乳は食事用にしかストックできない。


 洗面台にある椅子にバスタオルを巻いたカネルを座らせ、ドライヤーを掛けてやる。


 熱い風を初めて浴びて、一瞬ビクッとしたが大人しく乾かされている。


 鏡越しに見えるカネルの表情は穏やかで幸せそうだ。長い髪が濡れたままなのは重いだろうし、ドライヤーも気持ちがよいからな……。


 しっかりと髪の毛を乾かすとサラサラで天使の輪が輝いている。これからもこの状態を維持してほしいものだ。


 幸せそうなカネルを見ていると俺の心もほのぼのとしてくる。


「これからメイドや手伝いが増えるかもしれないが、まずは掃除や洗濯などをカネルには頼みたい」


「はい!了解でふ!」


 いかん!カネルの下着を準備するのを忘れていた……。



お読みいただきありがとうございました。


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