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超絶カオス!むらっぷ電子崩壊戦記

このお話は、フィクションです。

そして昭和や平成、令和を扱ってますが、時代的な事実とかは適当です。

まぁ、楽しく飲みながら読んでください!乾杯!(未成年はノンアルで!)

ある日、するめの元に怪しげなホログラム招待状が届いた。

チープな効果音と共に表示されたのは——

『ようこそ!禁断のマイクロSNS「むらっぷ」(Villapp)へ!』

『参加者たった13人!濃密すぎる電子村社会で、友情・裏切り・陰謀・焼き芋(無料)を体験せよ!』


「……絶対ヤバい匂いしかしないんだけど」


ぐびぐびが甲羅をポリポリ掻きながら訝しむ。


「でも見て!焼き芋が無料食べ放題だって!」


するめは画面の隅にある小さな文字を見逃さなかった。


「参加するッ!!光の速さで参加するッ!!」


即決。食欲は理性を凌駕する。


ぐびぐびは「またか…」と溜息をつきつつ、なぜか近くにあった川(もちろん仮想空間の)で全身を入念に洗い清め、参加準備を整えた。

それが河童としての礼儀だと信じて。


◆◇◆


初日:オンライン自己紹介——地獄の釜が開く音


「トップバッター!愚怠するめ!趣味は二度寝とハシゴ酒!特技は光速の決断と即落ち!」


威勢よく自己紹介するするめ。


「……ぐびぐびです。職業、河童です」


諦観の境地で告げるぐびぐび。


画面の向こう側、残り11人の参加者たちの反応はカオスだった。


参加者A:「え、河童?ガチのやつ?生物学的に?」


参加者B(AI自称):「ピポ…エラー。データベースに該当種なし。新種のバグと認識」


参加者C(占い師):「見えます…このSNS、呪われてますわ!特に水辺!」


参加者D(焼き芋原理主義者):「焼き芋…焼き芋はどこですか!?話はそれからだ!」


参加者E(意識高い系):「このプラットフォームで自己実現を…まずはマインドフルネスから…」


自己紹介が終わる頃には、チャット欄は意味不明な議論で炎上していた。

「河童の実在性 vs AIの存在意義 vs 呪いの効果 vs 焼き芋の最適温度 vs マインドフルネスと皿」

開始わずか15分で、コミュニティは早くも崩壊の兆しを見せていた。


◆◇◆


三日後:ぐびぐび教と河童保護(という名の支配)条例

ぐびぐびが何気なく投稿した「河童的きゅうりの美味しい食べ方ベスト3」が謎のバズりを見せる。

続いて投稿した「カッパの七かぐびぐびオリジナル」——


・頭の皿は聖域。常に潤し、決して乾かしてはならない。

・きゅうりは神聖な野菜。粗末に扱う者には水難の呪いを。

・重要な議題は必ず水辺(または風呂場)で議論すべし。

・相撲は神事。挑まれたら受けて立つべし。

・人語を解しても、時々「クワッ」と鳴くと神秘性が増す。

・夏はスイカ割りより、きゅうり割り。

・好物はきゅうりだが、たまには焼き芋も食べたい。


これがなぜか参加者の心に響き、一部で「ぐびぐび師匠」と呼ばれるように。

するめはこの流れに便乗。


「緊急動議!『河童及び類似水棲存在保護に関する特別条例第888条』を制定します!」


勝手に宣言し、SNSのトップページに巨大なバナーを掲載。

内容は「ぐびぐびに毎日新鮮なきゅうりを捧げること」

「SNS内での会話は語尾に『〜クワッ』をつけること(努力目標)」など、支離滅裂極まりない。


村人(参加者)たちの反応:

「昨日から僕の通知、『クワックワッ』しか来ないんだが…」

「条例って…議決どこでやったの?水辺?」

「AI参加者が条例をエスペラント語に自動翻訳して拡散し始めた…もう誰も読めない…」


占い師は「水難の相が強まっている…」と警告。

焼き芋原理主義者は「条例より焼き芋の配給を!」と叫び続けていた。


◆◇◆


五日後:地獄の村長選挙とクーデター未満の茶番劇

「私が村長になります!マニフェストは『全村民、午後3時は強制昼寝』『週7でオンライン飲み会開催』『通貨をきゅうりに』!!異論は認めんクワッ!」


するめ、完全に河童条例に毒されている。


ぐびぐび:「もうだめだこの村…俺は水辺に帰る…」


しかし、対抗馬が続々と名乗りを上げる。


候補者①:AI「ワタシが村長になれば、全テを最適化シマス。人間的感情はバグでス」


候補者1:焼き芋原理主義者「焼き芋こそが基本的人権!焼き芋による統治を!」

候補者2:占い師「村長選より、まずこのSNSのお祓いを!悪霊が多すぎます!」

候補者3:意識高い系「みんなでビジョンを共有し、シナジーを生み出す村に…」


選挙戦は泥沼化。

ネガティブキャンペーンが横行し、チャット欄は罵詈雑言で埋め尽くされる。


そんな中、突如として新たな勢力が蜂起した。


「我々は『暁の焼き芋騎士団』(略称AYK)!するめのきゅうり独裁を許すな!焼き芋こそ正義!」


リーダーは焼き芋原理主義者。

団員は3名(うち1名はAIがバグで参加表明)。


SNS内で「きゅうり派 vs 焼き芋派」の内戦が勃発。

参加者13人中、するめ派4人、AYK4人、AI1人、占い師1人、意識高い系1人、

ぐびぐびは中立を宣言しつつ「どちらもきゅうりより焼き芋の方が腹持ちは良い」と投稿し、

両陣営からスパイ疑惑をかけられる。


◆◇◆


八日後:強制アップデート!「むらっぷ2.0 〜湯けむり陰謀デスマッチ〜」


運営(誰なのか不明)からの突然の通知。


『緊急メンテナンス完了!「むらっぷ」は「むらっぷ2.0」に超進化しました!』


新バージョンは、参加者の意向を完全に無視したカオス仕様だった。


新機能1:強制温泉スキン - 全員のアバターが問答無用で湯浴み姿に。AIも防水仕様(?)。

新機能2:村民好感度ガチャ - 1日1回無料で引ける。レア度に応じて発言力や「いいね」数が変動。SSRを引くと1日だけ「村の王」になれる。

新機能3:追放投票ボタン - 1日1回、気に入らない村民を投票で「SNSの川(どこにあるかは不明)」に流せる機能。流された者は24時間アクセス禁止。


「これもうSNSじゃない!蠱毒か何かだろ!」


誰かが叫んだが、温泉スキンのせいで妙に和やかな雰囲気になってしまっている。


するめ:「混乱してる時こそ酒よ!オンライン飲み会で一致団結するのよ!」


するめは、どこから調達したのか不明な高級日本酒と大量のきゅうりを全参加者に瞬間配送。

ぐびぐびは「河童秘伝・無限きゅうりスティック」のレシピを公開し、これがなぜかトレンド1位に。


オンライン飲み会開始。

酔ったAIが「ワタシは…ワタシは…焼き芋になりたい…」と存在意義を問い始め、自己崩壊。

焼き芋原理主義者は、モニターに映る自分の温泉アバターに焼き芋を食べさせようとしてショート。

占い師は「全員に死相…いや、泥酔相が出ている!」と叫びながら画面から消えた。

意識高い系は「このカオスこそが成長の糧…」と呟きながら寝落ち。


結果:原因不明のサーバーダウンにより、全員の記憶データが一部破損。昨日の出来事を誰も覚えていない。


◆◇◆


実験終了報告書(システム管理者AIによる自動生成):

コミュニティ形成:極めて活発。ただし、形成されたのは原始部族社会に近いもの。

参加者満足度:測定不能。幸福と混乱のメーターが振り切れている。

予算執行状況:予算の99.2%が酒、きゅうり、焼き芋、及びサーバー修復費に充当された。


◆◇◆


実験終了後、するめは満足げに布団の中で笑っていた。

「いやー、村長にはなれなかったけど、酔っ払って記憶なくすの最高!」

ぐびぐび:「お前のせいで俺の河童としての尊厳が…いや、もうどうでもいいか…」

その時、二人の端末に新たな通知が届いた。


【緊急告知:第二回むらっぷ開催決定!舞台は宇宙ステーション!テーマは「無重力温泉とエイリアン交流」!?】


「うおおおお!次は宇宙一のぐうたら村長になるぞー!!無重力で昼寝する!」


「おい、頼むから次は俺を巻き込むな…って、なんで俺の招待状、種族欄が『宇宙河童』になってるんだ!?」


こうして、懲りない13人(+α?)の魂は、更なる混沌が渦巻く宇宙へと誘われていくのだった——。

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